渡月亭で,外国人,障がい者等に配慮した避難訓練が実施されました。
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2017年12月1日
渡月亭で,外国人,障がい者等に配慮した避難訓練が実施されました。
平成29年11月7日(火曜日)午後1時30分から,嵐山の老舗旅館「渡月亭」にて避難誘導検証訓練が実施されました。
この訓練は訓練参加者,スタッフ,関係者合わせて100名を超える大規模なもので,2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催にあたり,多数の外国人来訪者や障がい者等による駅・空港や競技場,旅館・ホテル等の利用を想定し,総務省消防庁が実施しているものです。

今回の訓練は,「避難誘導」に重点を置き,災害情報が伝わりにくい外国人や障がい者の方に,様々なツールを用いて災害情報を素早く正確に伝え,安全な避難誘導を行えるかどうか検証されました。

左3枚:デジタルサイネージ 右4枚:スマートフォンや多言語変換アプリの付いた拡声器
訓練では,実際に外国人や障がい者の方に参加していただき,宿泊施設に滞在中に地震に遭遇し,施設から火災が発生したという想定で,刻々と変化する状況を,個々の事情に配慮し情報伝達し,日本語で呼びかける際にも「やさしい日本語」による誘導を行い,安全な場所に確実に避難するといったものでした。

総務省消防庁とワーキンググループでは,この訓練を含め,全国6カ所(駅,空港,競技場,ホテル)で検証訓練を行い,「外国人来訪者が利用する施設における災害情報の伝達・避難誘導に関するガイドライン」の策定に向けた検討が進められます。
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