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京都市消防局

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平成29年2月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号213281

2017年2月1日



 上高野学区は,左京区の北東部に位置し,比叡山を間近に望むこの地域は,京都でも早くから開けた土地で,昔ながらの田園風景が残り,高野川の清流が流れる自然豊かな地域です。

 上高野には,早良(さわら)親王の霊を慰めるため貞観年間(859年から877年)に創建されたと言われる崇道神社があります。この地域は,小野氏ゆかりの地でもあることから,崇道神社裏山から国宝「金銅(こんどう)小野毛人(おののえみし)墓誌(ぼし)」(現在は京都国立博物館に寄託)が発見されています。

 また三宅八幡神社は,子どもの守り神として特に「かんの虫封じ」が全国的に知られており,奉納された絵馬は京都市有形民俗文化財に指定され,同神社内の展示資料館で見学することができます。

 


 上高野学区自主防災会は,平成2年に結成され,現在は山川会長以下17名の本部役員と15自主防災部約3,000世帯で構成されています。

 毎年,11月に実施される総合防災訓練は,災害発生時に学区住民に必要なものは何かを考えて計画,実施,検証をすることで,上高野学区住民のつながりや防災対応力の向上に成果を挙げています。 

 こうした取組が功を奏したものとして昨年,7月に発生した台風による大雨の避難勧告発令の際には,区役所や各種団体と連携し早期に避難所を開設し,学区住民に大きな安心感を与えたというものがありました。

 


 上高野消防分団は,堤分団長以下22名の団員が災害出動はもとより,日頃の分団活動として訪問防火指導,放火防止パトロールや消火栓調査等に力を入れて取り組んでおり,地域防災の要として,住民の安心と安全を見守りながら,いざというときに備えています。

 今年度の学区総合防災訓練でも,顔見知りも多い地域の皆さんに対し,火災予防について分かりやすく説明し,地域の皆さんも笑顔の中に,熱心に訓練に取り組む姿が見られました。訓練の最後に実施したポンプ操法では,キビキビとした動作の放水活動に「査閲,頑張ってや。」という応援の歓声と拍手が沸き上りました。

 


 上高野学区は,大正時代の大火や昭和初期に水害が発生したこともあり,地域の防火・防災に対する意識は非常に高いものがあります。また,自主防災会,消防分団及び各種団体も強い結びつきがあります。

 今後もこの強い結びつきを生かして安心安全の上高野学区となるよう,我々消防職員も一丸となって支援していきます。

 


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京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195