スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市消防局

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

平成29年2号 わが社の防火防災自慢

ページ番号213280

2017年2月1日



 京都博愛会病院は,昭和3年に結核保養院として創立し,当初は呼吸器専門の病院でしたが,時代のニーズに応えて診療科を整え,最新の医療設備と経験豊かな専門スタッフが先進医療技術を展開し,急性期から回復期まで対応できる総合的な病院をめざしています。病院の周辺は天然記念物を有する深泥池と,四季折々に表情を変える深い緑の山々に囲まれて,市内でも稀にみる素晴しい環境の中で患者さまや地域の皆さまに信頼,そして安心していただけるよう良質な医療・看護・介護と心のかよう福祉を提供しています。

 病床数は,一般病棟41床,障害者病棟113床,回復期リハビリテーション病棟50床,精神療養科病棟186床の計390床となっております。

 博愛・協調・健康を基本理念に,関連施設である「冨田病院」・「訪問看護ステーションはくあい」・「デイケアセンターとみた」,また連携施設「特別養護老人ホームユーカリの里」や提携施設「介護付有料老人ホーム京都ヴィラ」と連携をとりながら,常に最新の情報と技術を医療に生かして地域医療への貢献に日々努めています。


 当院では,毎年4月に消防署の方にご協力いただき,新人研修(当院防火設備の説明,消火器の使用方法等),8月,9月には北自衛消防隊連絡協議会参加に向けた屋内消火栓操法訓練を行い,そのほかに年2回,対象病棟を毎年変更して避難誘導訓練を行っております。避難誘導訓練のうち1回は,消防署の方に立会をお願いし,夜間想定で実施しており,消防署の方には何かとお世話になっております。

 また,平成25年より大地震発生時の対応を検討するため,少数(5名)の体制ではありますが大規模災害(地震)対策委員会を設置し,地震発生時の取り組みを行っています。災害を各々シュミレーションしながら必要な備品や各職員の役割や行動の検討を行っておりますが,被災状況(建物の倒壊具合や上下水道の使用可否,電気の使用可否ほか多数)により,必要備品,役割,行動が変化していくため,頭を悩ませながら進めております。

 京都市防災マップの地震編(北区版)では,当院付近は花折断層地震が発生すれば震度6強になると予測されています。そこで当委員会にて職員の地震に対する災害意識を高めるため,震度6強の地震が発生し,建物の一部において倒壊のおそれがあると想定し,災害本部を設置し,各部署から災害状況を本部に報告するまでの訓練を実施しました。

 各部署にて担当者を決めて,施設・設備・ライフラインや患者さま,職員の被害状況を確認,本部に報告,本部にて集計を行うまでの訓練でしたが,集計に時間が掛かったため,今後改善が必要であることが分かりました。

 訓練終了後には,各参加者に訓練についてのアンケートをとり,今後の取り組み方について様々な意見を頂き,また参加職員の地震に対する防災意識も高められたと思っております。

 その後も,全職員を対象とした防災対策についての院内研修(土砂災害や震度6強地震発生時の当院状況予測,当院の防災用備蓄品の説明等)を実施し,また地震発生時の訓練(患者搬送や炊き出し訓練ほか)も続けて実施していく必要があると考えております。

 今後も,患者さまや職員の安全を守るため,防火防災に取り組んで参ります。

  • 目次

お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195