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京都市消防局

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平成29年1月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号212801

2017年1月8日



 桃薗学区は,かつて応仁の乱の際に西軍の陣が置かれた西陣の中心に位置します。この地は西陣織で名高く,大宮通今出川界隈は,かつて一日に千両もの織物を商ったことから千両ヶ辻とも呼ばれていました。また,堀川通一条には陰陽師で有名な安倍晴明を祀る晴明神社もあり,いまだ古い町並みが多く残る地域です。


 桃薗学区自主防災会は,河村会長のリーダーシップの下に自主防災組織の運営,学区民を対象とした普通救命講習等,様々な防火・防災活動が行われています。また,大規模地震発生時に必要な活動,火災発生時の初期消火及びAEDの取扱いを含む心肺蘇生法の訓練が,毎年全ての自主防災部で実施されているとても防災意識の高い自主防災会です。

 防災意識が高い理由の一つに,自主防災会が実施している防火・防災行事は,その計画立案や地域の人たちへの呼び掛けから全て桃薗消防分団と連携して実施されているということがあります。このことにより,地域の一体感がより高まり,防災意識の向上にもつながっていると考えられます。

 桃薗学区自主防災会と桃薗消防分団は,常に厚い信頼関係の下,地域住民の方々との顔の見える関係を大切にしながら,安心安全のまちづくりに尽力されています。


 桃薗消防分団は,樋口分団長以下21名で構成され,年齢層は10代から70代と幅広く,若くエネルギッシュな力とベテランの熟成された知識や技術が調和した個性豊かな消防分団です。

 桃薗消防分団では,月に1度,新人団員の教育や小型動力ポンプ操法,ホース延長など,基本を大切にした訓練を熱心に実施されています。また,各自主防災部で行われる訓練でも,訓練内容を検討し,その指導に必要な知識を積極的に学び,訓練することで団員一人一人の知識・技術の向上につなげています。

 このほか,学区民の防火・防災意識が少しでも高まるよう,学区の運動会では土のうを搬送するリレーをしたり,夏祭りでは消防団ブースを設け,地域の子供たちとの合同夜間パトロールを実施する等,様々なイベントを実施されています。

 桃薗消防分団では,学区民の方々に防火・防災の大切さを伝えるためには,ただ伝えるのではなく,同時に楽しんでもらうことが大切であり,そのためには,消防分団員も消防団活動を楽しむことが大切であるという分団長の方針が団員にもよく伝わっていることが,個性豊かで親しみやすい分団である理由の一つだと思います。


 地域の方々との距離を非常に身近に感じながら,防災行事だけでなく,お祭りや日々の暮らしの中の様々な機会を通じて,顔の見える良好な関係を築いています。これらは,これまでの桃薗学区自主防災会,桃薗消防分団及び消防署員が一つになって学区民の方々との信頼関係を築き上げてきたからだと思っています。これからも地域住民の方々とのつながりを大切にして,安心安全の桃薗学区を目指していきます。


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お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195