スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市消防局

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

平成29年1月号 わが社の防火防災自慢

ページ番号212800

2017年1月8日



  村田機械株式会社は,1935年に京都市南区で創業した繊維機械,ロジスティクス&オートメーション,クリーンFA(ファクトリーオートメーション),工作機械,情報機器などを製造,販売する産業機械メーカーです。1985年に移転した伏見区の西北端に位置する京都本社には,現在,技術・開発部門や管理・間接部門を中心に約1,000人が勤務しております。 


 当社では,災害が起こったときに自衛消防組織や当社で働く一人一人が,より自律的に行動できるように教育・訓練の強化を進めています。2015年には起震車を使った地震体験セミナー,2016年にはAEDと担架の使い方のセミナー,消火栓の使い方とはしご車見学のセミナーを行いました。また,これまで形骸化していた避難訓練は,「たった今,地震が起こったときにどうやって人員点呼や負傷者対応ができるか」という観点から,より実践的に避難,点呼,救出,救護を行う訓練に変えていきました。

 このほか,災害時の通信アクセス混雑に備えた衛星電話の導入や,帰宅困難者を想定した水,食料,毛布などの備蓄といったハード面の対策も行っています。


 防災の取組みとともに,近年多発する地震,水害,工場災害などを受け,また企業に求められる社会的責任の高まりもあり,BCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)の取組みにも着手しています。

 事業を中断させないためには,「いかに被害を軽減させるか」ということと「いかに早く通常に近い状態に復旧させるか」ということが重要になります。当社では,被害を軽減させるために地震,火災,水害に対する被害軽減計画を立てて実行し,早く復旧させるために業務の復旧方法を文書化した復旧手順書を作成しています。さらに,地震を想定して復旧方針を立案する机上訓練を行い,復旧手順書が役に立つものかどうかを確認しています。

 また,災害発生時の社員(グループ会社を含む国内約5,000人)とその家族の安否,住居の被災状況等を確実に把握することを目的として2015年よりPC・スマートフォン・携帯電話等での利用が可能な「安否確認システム」を導入し,本システム利用の定期的な訓練も実施しています。


 いつ起こるか分からない災害に備えて,当社では,働く社員の命を守るため,そして,お客様や近隣地域への影響を最小化するため,これからも防災活動を強化するとともに事業復旧まで想定したBCPに取り組んでいきます。



  • 目次

お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195