平成28年11月号 消防活動への扉
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2016年11月1日

今回は,平成28年6月に本部指揮救助隊に配備された崩落監視システム(YONE株式会社 Leader Sentry MIHARI)について紹介します。
この崩落監視システムは,建物崩落現場及び土砂災害現場において,レーザーセンサーにより不安定な構造物や土砂等のわずかな動きを感知し,音響警報を鳴動させることで,二次災害からの迅速な避難を可能にする機材で本部指揮救助隊が運用します。





(1)図1のように1方向からの監視では,監視対象物の前後の動きに対して感知する。
(2)図2のように監視レーザーユニットを2台別方向から監視させることにより,監視対象物の前後左右の立体的な動きに
対して感知することできる。

(1)太陽光や濃霧等の周囲の環境により,監視感度が低下する場合がある。
(2)ガラス等の透明な物は,監視できない。
(3)雨天で使用する際には,コントロールボックスに防水カバーを設置する。

近年,大型の台風や局所的豪雨,また大規模な地震等により日本各地で土砂災害による被害が発生しています。今回,導入した崩落監視システムで二次災害による危険排除及び活動隊員の安全確保を図り,このような災害に迅速かつ的確に対応していきます。
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