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京都市消防局

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平成28年10月号 指令課通信

ページ番号205670

2016年10月3日



 「トラベル・アンド・レジャー誌」で,平成26,27年と2年連続人気投票第1位を獲得した京都市は,平成27年の年間観光客数が5,684万人,宿泊客数が1,362万人をそれぞれ記録し,共に過去最高となっています。そのうち外国人宿泊客数にあっても,過去最高となる316万人に上り,前年比73%(133万人)増となっています。


 このような状況下において,当局では,日本語での意思疎通が困難な方々に対する災害対応(119番通報や災害現場)を円滑に行うため,民間通訳事業者による電話同時通訳サービスを用いた5箇国語(英語,中国語,韓国・朝鮮語,スペイン語,ポルトガル語)対応の多言語通訳体制を,平成25年10月1日から運用しています。





 運用開始以来,活用実績は下表のとおりとなっています。




 活用にあっては,英語によるものが半数以上を占めますが,その中には,母国語が英語ではない外国人の方による英語の通報も多数あります。また,いわゆる「訛り」等により,会話当初に通訳サービス担当者と会話がかみ合わないといったことも,まれにあります。さらに,外国語での通報を受信し,通訳が必要と指令センター員が判断した場合における,「通訳が対応しますので,電話を切らずにお待ちください」という内容の5箇国語対応の案内文は,各言語ごとにマニュアルが用意されているものの,どの言語で案内すればよいか,瞬時の判断に迷う場合もあります。

 しかし,運用開始以来,本サービスの活用により,外国語による通報時における情報聴取は,おおむね良好に行われています。


 2020年開催予定の東京オリンピックを4年後に控え,京都市を訪れる外国人観光客数は更に増加することが見込まれる中,日本語での意思疎通が困難な外国人観光客の方々に対する多言語通訳体制の有効活用により,さらなる消防目的の達成及び「世界一安心安全・おもてなしのまち京都」の推進を図れるものと考えます。
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京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195