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京都市消防局

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伏見救急講演会を開催!

ページ番号205261

2017年12月27日

 救急医療週間中の9月5日【月】伏見消防署では,一般社団法人「伏見医師会」と共催で,伏見救急講演会を開催しました。

 今回の講習会は,学区の民生児童委員, 児童館・学童クラブ・京都市児童館学童連盟,幼稚園・保育所等各関係機関の担当者約150名の皆さんに参加いただき,小児医療をテーマに行いました。


開会の挨拶   一般社団法人 伏見医師会 会長 辻 幸子 様


基調講演

『知っておいて欲しいこどもの急病』      にしむらこどもクリニック院長 西村 康孝 先生


《基調講演 講演要旨》

 小児の救急医療の問題が,社会的に大きくクローズアップされて久しく,患者さん側からのニーズと医師(小児科を担う)側からの事情とが交差している現状があります。いつでもどこでも子供を見て欲しいと思う御両親の気持ち,小児科医不足のため辛い当直医勤務が続き疲弊していく小児科医の実情,この相容れない問題を解決していくためにはどうして行ったらいいかを考える必要があります。

 患者さん(子どもの場合は御両親など養育者)には病気に対する知識や応急手当の方法をある程度理解した上で,すぐに夜間でも受診するべきかどうかを判断していただくことが大切になりますが,この判断はなかなか難しいものであり,我々医師でさえ時に判断を誤ることがありますので,御両親や祖父母の方に子供の状態を冷静かつ的確に判断していただくのはより困難だと考えられます。しかし,少しの知識を持つことで,またチェックしないといけないポイントを理解しておくだけで,御両親の不安も軽減されますし,子供自身の負担も減ることにつながるのです。

 本日は『知っておいて欲しいこどもの急病』と題しましてお話いたしますが,病気の羅列になっては理解しづらくなります。そもそも,御両親に判断いただくのは,病気を診断していただくことではなく,医師の診察を受けたほうがいい症状かどうかを判断していただくことですので,一般的に救急外来を受診する症状として多い発熱・嘔吐・腹痛・けいれん・呼吸障害(喘鳴など)について簡単に説明します。それぞれの症状にどのような病気の可能性があるのかについては時間の関係で詳細は割愛しますが,こういう場合は夜間,救急でも受診したほうがいいというポイントをお話したいと思います。また熱中症や乳幼児突然死症候群(SIDS)についても少し触れさせていただきたいと思います。



講演

『こどもの健康づくりについて』   伏見保健センター健康づくり推進課 母子・精神保健係長 小野 三二三 様


 保健センターでは,妊娠から出産,子育てまで,切れ目のない支援をすることにより,子供の健やかな成長や,御両親が楽しく自信を持って子育てできることを支援しています。

 本日は,子供のこころとからだの健やかな育ちのために,母子保健でどのようなことに取り組んでいるのか,伏見区における出生数等統計の状況等と併せてお伝えしたいと思います。


伏見区の救急の現状について

伏見消防署警防課救急係 主任  消防司令補 阿部 豊志

 どんどん増える救急出動件数。伏見区内だけで5年間で約1,000件増加しています。

 京都市内全体では同じ5年間で77,137件から83,336件と約6,200件の増加です。



応急手当デモンストレーション

『ちょっと待て,本当に正しいその手当て』

 子供は大人とは違い,突然の体調不良や様々な事故が発生します。

 そんな時,応急手当ができるのはすぐそばにいる我々大人です。

 しかし,皆さんの知る応急処置は果たして正しいのでしょうか?

 今回,小児救急でよくある病気や事故を救急劇にしてみました。


第一話 【突然の熱性けいれん】


第二話 【煙草の誤飲】


第三話 【小児の出血】


第四話 【小児の熱傷】


第五話 【小児の心臓震盪(しんぞうしんとう)】


閉会の挨拶     伏見消防署長  石田 克弘


救急資料

救命の連鎖

急変した傷病者を救命し,元どおりの生活をできるようにするために必要となる一連の概念を「救命の連鎖」といいます。

救命の連鎖は・・・

1 心停止の予防    2 心停止の早期認識と119番通報

3 一次救命処置    4 二次救命処置と心拍再開後の集中治療の4つの輪が繋がっています。

 この4つを途切れなく,すばやくつなげることで救命効果が高まります。

京都健康医療よろずネット

 京都府は,平成20年度から,病院や診療所,薬局等に関する各種情報を収集し,府民の皆さんが健康で充実した生活を送れるよう,総合的な健康医療情報を提供するホームページを開設しています。

http://www.mfis.pref.kyoto.lg.jp/ap/qq/men/pwtpmenult01.aspx外部サイトへリンクします

      電話・FAX自動対応  075-694-5499(24時間利用可能)

小児救急電話相談

 小さなお子さんをお持ちの保護者の方が,休日・夜間の急な子供の病気にどう対処したらよいのか,病院の診療を受けたほうがいいのかなど判断に迷った時に,小児科医師・看護師への電話による相談ができるものです。

 (相談対象:京都府内に住む15歳未満の子供及びその家族等) 固定・携帯電話からは#8000

(伏見区の一部地域では075-661-5596に直接ダイヤルして下さい) ダイヤル回線の場合は075-661-5596

相談時間 : 平日・日曜・祝日は午後7時から午後11時まで,土曜日は午後3時から午後11時まで

中毒110番

 中毒110番は化学物質(たばこ,家庭用品など),医薬品,動植物の毒などによって起こる急性中毒について,実際に事故が発生している場合に限定して情報提供されるもの。

 大阪中毒110番  072-727-2499   情報提供料:無料  365日24時間対応

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お問い合わせ先

京都市 消防局伏見消防署

電話:075-641-5355

ファックス:075-643-1999