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京都市消防局

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平成28年6月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号199467

2016年6月1日



 格致学区は,下京区の北西側に位置し,北は四条通,南は松原通,西は堀川通,東は西洞院通に囲まれた地域です。面積は0.19㎢の中に約2,900世帯,およそ4,500人が住んでおられます。この地域には高層住宅マンションが数多く立ち並び,それらの間に「京町屋」と呼ばれる伝統的木造家屋(京都に建てられた職住一体型の住居形式)が混在している学区です。

 学区内には染色業や呉服卸の職人の方が多くおられ,京都の伝統産業が根付いた古き伝統のある学区です。また,「祇園さん」で親しまれている八坂神社の氏子地域(下京区内)の中では最も西に位置して,現在5つの山鉾(油天神山,四条傘鉾,芦刈山,木賊山,太子山)を擁し,祇園祭のメインイベントである7月17日の山鉾巡行(前祭)の多くを担っています。

 学区の「格致」という名前は,中国の儒教書「大学」にある「格物致知(かくぶつちち。物事の道理や本質を深く追求するという意味)」という言葉が由来となっており,太子山町には,格物致知の石碑が建てられています。

 ほかには,曹洞宗の開祖・道元(鎌倉時代の僧で永平寺を開いた。)示寂の地の石碑が高辻通東中筋西入北側永養寺町にあります。(「示寂」とは高僧などが亡くなることをいいます。)

 また,京都の伝統的な町屋建造物として昭和58年に文化財に指定された「秦家住宅」は,下京の商家としての趣を色濃く残しています。

 一方,最近では,京町屋を改装した宿泊施設である「民泊」が急増し,学区内において外国人等の旅行者が多く見られます。



 格致学区自主防災会は平成2年に結成され,24の自主防災部を,4ブロックに分けて構成されています。地域の防火に対しては常に熱心に取り組んでおられますが,特に,年末には,防災会本部役員と防災部長が,毎晩,学区内の防火パトロールを実施されています。

 年度末には,総合防災訓練が学区内の小学校で行われ,毎年,たくさんの参加者の下,実施されています。総合防災訓練は,初期消火,地震体験,AED取扱い及び炊き出し訓練など,いわゆる「定番の訓練」だけでなく,餅つき,マグロの解体ショーなど,住民皆が親しめる催しも同時に行われます。単に人集めのためだけではなく,多くの学区民が参加できるように工夫を凝らすなど,活気にあふれた,にぎわいのある明るい学区です。



 格致消防分団は昭和25年4月に結成され,今年で66年という歴史ある分団で,現在,分団長以下総勢11名の分団員で構成されています。平成27年度には4名の分団員が入団し,以前から活気があった分団が,さらにパワーアップしています。

 無火災推進日の5日,20日には,警戒パトロールを実施することはもとより,年度末に実施する学区総合防災訓練においては,地域の住民に対して分団長以下全分団員が積極的に指導されるなど,安心・安全のまちづくりと地域の防災対応力の向上という重要な役目を担っています。



 格致学区を担当して1年が経ちました。私の印象は,自治連合会,自主防災会及び消防分団共に,防火・防災の意識が非常に高く,また,相互の風通しが良いことから,とてもまとまりのある明るい学区です。

 今後も,地域の皆様と連携強化を図り,この格致学区の防災対応能力を向上させるために,役に立ちたいと思っています。

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電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195