スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市消防局

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

消防学校 今年度の方針 人間力溢れる消防人を育てる

ページ番号197527

2016年5月2日


 平成28年度は消防学校共同化に大きな一歩を踏み出し,新たな挑戦が始まる年です。

 消防を取り巻く様々な課題が出てくる中,我々消防人は,今一度,消防の原点に立ち返り,この課題を受け止め,長期的かつ多面的,根本的な思考で解決を図っていくことが大切です。

 消防学校では,こうした課題解決に果敢に挑戦し,人としての魅力や体力,学力,行動力,発言力などの総合力である「人間力」に溢れる消防人を育てることを目指します。

・ 消防学校の共同化

 平成29年度からの京都市と京都府立消防学校の共同化に向け,今年度は,試行として4月に府内消防本部の初任教育生との合同入校式,8月に合同訓練を実施するとともに,この共同化が円滑に進むよう,準備を進めます。

 将来,市と府内の消防職員が顔の見える関係となり,市・府全体の消防力が向上することを目指します。 

・ 消防人の原点としての消防学校

 消防学校は,職員が消防人としての原点に立ち返る場所として位置付け,服務規律の徹底を図ることを学校教育における基本姿勢として取り組みます。

 専科教育や特別教育,救急救命士課程をはじめとする資格教育などの各種教育訓練,「消防業務システム」や「Web京都消防」を活用した教育資料の活用を推進し,全ての消防職員の能力向上を図ります。

・ 消防団員教育

  地震や水災などの大規模災害への対応から地域の防火防災指導に至るまで,地域防災の要である消防団員の役割は,ますます重要度を増しています。こうした現状を踏まえ,今年度の消防団員教育は,大規模災害指揮教育をはじめとした各種教育による団員の災害対応能力の向上と,きめ細かい教育訓練による市民指導能力の充実を目指し,地域から信頼される消防団員を育てる教育を推進します。

・ 鑑識能力

 出火原因認定の重要な裏付けの一つとしての鑑識は,これまで以上に重要な役割を担うようになっており,消防署が行う鑑識・再現実験等を通じて,「教える」と共に「引き出す」指導により,職員の鑑識能力の向上を図ります。

・ 職務研究

 職員が業務を遂行する上での問題点を見出し,考え,検証し,文章をまとめ,発表を行うという一連の過程は,あらゆる業務を行う上での基礎につながるものです。こうした取組を推進し,消防署と連携して職務研究の更なる充実を図るとともに,研究結果の実用化や業務への一層の活用を進めます。

・ 京都学生消防サポーターライセンス制度

 平成19年度に創設した京都学生消防サポーター制度を見直し,従来の登録制度から,学生に必要な防災の知識・技能を取得したと認める学生に「京都学生消防サポーターライセンス」を授与して,学生の自主的な防災活動を促進する制度へと充実させるとともに,ライセンスを保有する学生の消防団への加入を積極的に働き掛けます。

・ 消防音楽隊                                  

 昭和30年12月1日に発足した消防音楽隊は,昨年12月に発足60周年を迎えました。今年度は,さらにその演奏力を磨き,幼児から高齢者まで幅広く市民に愛され,親しまれる消防音楽隊として,「防火ふれあいコンサート」や「みんなでコンサート」を開催し,音楽を通じて,市民にわかりやすい防火・防災の普及啓発を進めます。

  • 目次

お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195