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京都市消防局

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平成28年5月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号197231

2016年5月2日



 昭和46年に勧修学区から分立した大宅学区は,山科区の南東寄りに位置し,北側には国道1号線,西側には外環状線,更に学区の南東部を縦断するように名神高速道路が走っており,高速道路の東側は山林が多くを占めています。市街地と山林,商業と農業,新住民と古くからの住民,幹線道路と高速道路,旧道,農道など,様々な要素が混在する多彩で広範な地域です。

 また,学区の中心部に地下鉄の駅があるなど,利便性が高いということもあり,山科区で一番人口の多い学区となっています。


 大宅学区自主防災会では,平成24年度から「絆」を基本方針に掲げ,更に平成25年度には「向こう三軒両隣」,「遠くの親戚より近くの他人」,「子どもは地域のかすがい」の3つのスローガンを加えて,近所付き合いの大切さを基本に,「防火・防災」はもちろんのこと,より安心安全に暮らせる活力ある地域コミュニティーを築くことを目指して,活動しています。

 毎年11月に行う総合防災訓練では,大災害から住民の生命,財産を守るために,住民の安否確認が最も重要であると認識し,平成24年度から「安否確認100パーセント」を目標に,地域の集合場所での安否確認に重点を置いた内容にしています。さらに,独自に,避難所の間仕切り用として段ボール(同じロットのもの)を小学校に備蓄しており,それを活用したり,炊き出しを行うなど,より現実的な避難所運営の訓練を行っています。

 また,学区内にある京都橘大学のサークルとも連携して,救急救命措置の普及を目指した活動を継続し,住民に「救命の輪」が大きく広がるとともに,学生たちの熱意を地域防災活動の活性化に結び付けていきたいと考えています。



 大宅消防分団は,昭和51年10月に山科区が東山区から分区されたのと同時に山科消防団大宅消防分団として結成されました。

 平成28年度からは新たに大学生3名が入団し,大学生から60歳代まで,幅広い年齢層で構成された若さと活気にあふれた消防分団です。

 高齢化が進んでいるという学区の課題に対応するため,避難弱者を作らないことを目標に,民生委員の老人福祉員と共に高齢者宅の防火訪問を重点的に実施し,住宅用火災警報器の設置や,「暖房器具の取扱いには十分気を付けるように」と声を掛ける活動を中心に,「自分たちのまちは自分たちで守る。」を合言葉に,地域の防火防災の要として,また,学区民が安心安全に暮らしていけるよう,日夜,活動しています。



 担当者自身も阪神淡路大震災及び東日本大震災を経験していることから,地域の「絆」を基本方針に掲げた大宅学区で取り組まれている活動に,強く共感しています。

 また,大宅学区では,自主防災会のほとんどの役員が自治連合会の役員を兼務していることから,基本方針である「絆」をキーワードにした取組が,学区全体に浸透していることが実感できます。

 この学区の強みを,より揺るぎない確固なものへと築き上げるための一助となれるよう,共に歩んでいきたいと思っています。

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電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195