平成28年4月号　教養課通信

　京都市消防学校では，平成28年2月15日から26日まで，「警防課程」を実施し，京都市内の各消防署（分署）から21名の職員が受講しました。

　本課程は，消防隊や特別救助隊の副隊長に対し，警防行政の現状と課題を理解させるとともに，災害現場活動の対応能力の向上を図る目的で実施したものです。10日間の課程では，専門的知識や技術を習得させるため，車両やLPガス，アセチレンガス等（高圧ガス）の事故時の対応について，また，各種測定器の基礎知識を得るため，各専門家をお招きし，講義や訓練を行いました。 実技訓練では，警防部消防救助課（訓練担当）の職員が指導に当たり，実火災や応用的な建物火災について，実践的な内容で実施しました。本年度から，エコランド音羽の杜の御協力を得て，急傾斜地に実際にホースを延長し，小型動力ポンプを使用した中継送水，放水訓練も実施し，充実した教育ができました。