平成28年4月号 わが社の防火防災自慢
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2016年4月1日


上京区には,日本を代表する茶道の三千家や西陣織,学問の神様で有名な北野天満宮をはじめとする数多くの神社仏閣などがあり,様々な芸術や美術,文化が生み出され,今日まで受け継がれてきました。その中で培われた知恵や地域の人々の絆が今も健在で,上京区の大きな魅力になっています。また,日本初の公立小学校である番組小学校を基礎とした学区単位の自治は,今でも,区内の17学区に受け継がれており,夏祭り等の行事から,防犯,防災,福祉に至るまで,様々な活動が活発に行われています。

上京区役所は,「絆で織りなす住みよいまち 上京」を旗印とし,区長を先頭に,区基本計画,防災,地域振興等を担う地域力推進室や戸籍,住民票,印鑑証明,マイナンバー等を取り扱う区民部,国民健康保険,後期高齢者医療,児童扶養手当,障害者福祉,高齢者福祉,介護保険,生活保護等を取り扱う福祉部(福祉事務所),食品衛生,生活衛生,母子健康手帳交付,健康診査,予防接種等を取り扱う保健部(保健センター)から構成されています。
また,区総合庁舎には,地域における総合的な環境行政の拠点窓口であるエコまちステーション,納税相談等を取り扱う税務センターも入っています。
区総合庁舎は,平成26年12月に竣工した新しい庁舎です。自然光が差し込む縦格子,西陣織の柱型やカウンター照明,漆塗りエレベーター,市内産木材「みやこ杣木」を使った内装など,1200年を超える歴史と文化が受け継がれている上京区ならではの和の意匠がふんだんに施されています。同時に,ユニバーサルデザインの導入,太陽光発電パネルの設置,屋上緑化,間伐材の利用を促進するペレットストーブの設置など,人や自然への思いやりがいっぱい詰まった,区民の皆様に開かれたやさしい「きづかい」の庁舎となっています。




平成28年3月18日,区役所職員を対象に,普通救命講習を開催しました。区総合庁舎は,区民の方をはじめ,多くの方が来庁されます。このため,万一の場合に備えてAED(自動体外式除細動器)を設置していますが,この訓練は,職員の誰もがAEDを正しく使用でき,心肺蘇生法,止血法等の応急措置を確実に行えるようにするため,実施したものです。

区内事業所の一員として地域や他の事業所と連携した防災活動の向上を図るべく,平成27年,京都市の区役所として初めて自衛消防連絡協議会に加入しました。平成27年9月10日に開催された上京区自衛消防隊訓練大会では,新進気鋭の若手職員6名が参加し,訓練の成果を披露しました。今後も訓練を重ねて,技術向上を図っていきます。


上京区は,平安京建都以来1200年以上の歴史を有し,度重なる戦乱や火災等を経ながらも,永く「京(みやこ)」の中心として栄えた文化のまちです。私たちは,先人から受け継いだ財産と区民をはじめとする人々の命を守るため,防火・防災の取組を推進していきます。
お問い合わせ先
京都市 消防局消防学校教育管理課
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