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京都市消防局

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平成28年3月号 人事課通信

ページ番号194201

2016年3月1日


 『私みたいな人間にとって,最も大事な仕事の1つが人材獲得だ。』
 I consider some of the most important job of someone like myself is recruiting.(1984年)

 これは,米アップル創業者,故・スティーブ・ジョブズが残した言葉です。

 彼は,類まれなるカリスマ性を発揮し,世界に革新的な商品を提供し,アップルの名を世界にとどろかすとともに,優れた経営者として,ビジネス分野において後世語り継がれる数々の名言を残してきました。その中のひとつに冒頭の言葉があります。

 今や,世界的大企業となったアップル。そんな企業のトップが「人材確保」の重要性を唱えるように,全ての組織において優秀な人材を確保することは,組織の持続的発展のために必要不可欠なのです。

 そのため,京都市消防局においても,ホームページやSNS,そして,あらゆる行事において,当局の魅力を発信し,「人材確保」につなげようと尽力していますが,我々が行っている人材確保術の最たるものが,今回紹介する「業務説明会」です。


 業務説明会は,就職を控えている大学生,専門学校生,高校生等に対して,当局で働く魅力をアピールし,将来の消防職員の確保を目指して開催しているものです。説明形態は,就職活動生と近い距離で話すブース形式(就職活動解禁の時期によく報道される,企業合同説明会を想像してもらうと分かりやすいかもしれません。)や教室の教壇でプレゼンテーションを行うものなどがあり,参加者数は,10人程度のものから100人を超えるものまで様々です。説明会では,本市で働く魅力をしっかりと感じてもらえるよう,主に以下の内容について,人事課員が説明を行っています。



 近年,当局の採用試験受験者数は年々減少してきており,人事課としては,これを重大な課題であると捉えています。そのため,京都市が行う業務説明会において,消防職以外を志望する方を含めてアンケート調査を行ったところ,「体力に自信がない」,「消防について考えたことがない」,「男性の仕事というイメージ(女性参加者)」といった回答が多くありました。  

 以上の結果から,人事課としては,消防職に求められる体力について適切に伝えるとともに,「消防職に親近感を持ってもらうこと」,そして,女性に対しては「男性の仕事というイメージを払拭すること」が必要であると考えています。特に,後者については,昨年,総務省消防庁に「消防本部における女性職員の更なる活躍に向けた検討会」が設置され,国を挙げて女性消防吏員の確保に取り組んでいるところです。

 そこで,大学や高校にて説明会を実施する際は,参加者に親近感を持ってもらうため,その学校のOB・OGを,また,男性の仕事というイメージを払拭するために女性消防吏員を説明者として参加させるべきではないかと,検討を進めています。

  <参考> 消防本部における女性職員の更なる活躍に向けた検討会報告書   http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/houdou/h27/07/270729_houdou_2.pdf外部サイトへリンクします

  スティーブ・ジョブズは,巧みな言葉とプレゼンテーションで優秀な人々を引き付け,最高の商品を生み出し続けてきました。アップルの商品がiPhoneであるなら,当局の商品となるものは「安心・安全のまち 京都」です。これを生み出す一助となるよう,人事課は京都市消防局のスティーブ・ジョブズとして,説明会参加者を魅了できる「業務説明会」に挑戦します。


 京都市の求める人物像。これは,採用試験受験者だけに求められているものではなく,採用後の職員にも常に求められている人物像です。今一度心に留めて自身の行動を確認し,今後の業務にいかしてください。

  • 目次

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京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195