第1回京都市下京消防団特別講演会を開催！

　下京消防団では，1月24日（日曜日）9時15分から，下京区内の京都リサーチパーク西地区4号館のバズホールで，下京消防団員を対象に，第1回京都市下京消防団特別講演会を開催しました。

　講演会は，学校法人瓜生山学園　京都造形大学　学長　尾池　和夫氏（元京都大学総長）をお招きして，「21世紀前半の地震に備える」との演題で御講演をいただきました。消防団員196名と下京区内の小・中学校，高等学校の教員，23学区自主防災会の役員，消防団協力事業所からも御参加をいただき合計237名がお話を伺いました。

　講演内容は，地震の揺れ，揺れやすい地盤，マグニチュードなど地震の基礎的な知識や古今東西の地震の歴史について，時おりユーモアを交えて分かりやすくお話しいただきました。

　また，今後，南海トラフで起こる大規模な地震は，様々なデータが示すところによると2038年頃に起こるとのこと。そのために我々消防機関がとるべき対策や消防団員として地域で何をすべきか。また，地球規模での地震発生のメカニズムと巨大地震発生を予測する方法など最新の地震学の知見も学びました。

　講演の最後，消防団員による質疑応答では，京町屋の地震対策や地震予知などについて質問し，丁寧にお答えいただき，午前11時45分に盛会のうちに終了しました。