平成28年1月号 担当区ぐグット紹介
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2016年1月4日
また,若狭国へ至るかつての「鯖街道」の経由地としても知られ,賀茂川に沿う雲ケ畑街道や満樹峠越えの林道,そして尾桟敷を越える林道を経てたどり着く京都と丹波国を結ぶ交通の要所でもありました。
さらに,岩屋不動の名で知られ,シャクナゲの群生地として有名な志明院や小野篁(おののたかむら)や惟喬(これたか)親王にまつわる福蔵院や高雲寺,惟喬神社などがあり,8月24日には,学区の2箇所で松明を,毎年異なる文字の形に取り付けて点火する「松上げ」が行われます。
平成27年3月には,「北部等山間地域自主防災組織消火活動器材整備助成金」を活用して,出合橋の北側に雲ケ畑学区で初めてとなる消火活動器材を整備し,同月に中川消防隊,雲ケ畑消防分団と合同訓練を実施しました。訓練に参加された自主防災会の役員の方々は,元消防分団員ということもあり,訓練前の取扱い説明の際には,「元分団長が指揮者をやらないとあかんやろ。」,「消防団員のときにやった消火栓直結のポンプ操法を思い出すなぁ。」と盛り上がる場面もあり,頼もしい訓練を披露しておられました。
また,小型動力ポンプ付き軽積載車を含む,保有する合計4基の小型動力ポンプを活用した中継送水体系訓練や夜間に実放水訓練を実施したり,訓練で河川に部署したときに吸管が浮いてしまった失敗から,U字溝を加工したオリジナル装備を開発するなど,日々の訓練を通じて災害対応力の向上を図っています。
仕事や学業との両立は簡単なことではありませんが,「雲ケ畑は自らの手で守る!」という郷土愛のもと,雲ケ畑消防分団員は防火・防災活動に全力で取り組んでいます。
このような特徴を持つ学区なので,当然ながら地元に対する思いは非常に強く,災害時には,自主防災会や消防分団の垣根を越えて「雲ケ畑学区民」として一丸となり,北消防署と協力して,災害から雲ケ畑学区を守っていく気概に満ち溢れています。
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