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京都市消防局

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平成27年11月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号189643

2015年11月2日



 南浜学区は,伏見区内の中央やや南側に位置しており,東は国道24号線,西は新油小路通,北は大手筋通,南は宇治川に囲まれた地域です。

 学区の西寄りには,南北に流れる濠川や東高瀬川,中央には宇治川と並行して東西に流れる宇治川派流など,多くの河川が宇治川に合流しています。宇治川派流の竹田街道付近には,伏見港があります。幕末に京都と大阪を結ぶ水運の拠点として造られた港で,当時は,材木の運搬等で栄えたそうです。そして,町名等に「浜」の付く字が多いのも,当時の名残であると言われています。

 また,幕末当時の歴史が刻まれた石碑が学区内のいたるところに建てられており,当時の情景を思いながら石碑を探すと面白いと思います。

 伏見と言えば,「水どころ・酒どころ」と言われるように,南浜学区には月桂冠株式会社,黄桜株式会社や株式会社山本本家など,多くの酒蔵があります。新酒が出来れば玄関に杉玉が吊るされ,お酒の香りがほんのり漂う…そんなことをちょっと心に留めながら,南浜を散策されてはいかがでしょうか?


 南浜学区自主防災会は,97の自主防災部が26のブロックに分かれて構成されています。夏には,自主防災部長の皆さんを対象に自主防災基礎研修を行いました。秋には,学区内に3箇所ある避難所で順次避難所開設訓練を行いました。また,冬には学区民全員を対象とした総合防災訓練を行う予定で,年間を通して多彩な防災行事を企画し,実施しています。

 南浜学区自主防災会は,西川会長をはじめ防災活動に対する意欲は高く,熱心さに驚かされます。自主防災会の本部役員は,有事の際には,南浜学区自治連合会や各自主防災部長の皆さんと協力して,学区民全員で震災や水災に立ち向かおうと,常日頃から奮闘されています。



 南浜消防分団は,菅野分団長以下18名で構成されています。ほぼ毎月,無火災推進日の5日・20日を含めた5日間を分団員の集合日として,夜間パトロール,消防団装備の維持管理,技能向上訓練など,多種多様な活動を行い,学区民の安心・安全確保に力を注いでいます。

 また,南浜学区の各種団体とのつながりも強く,地域の各種団体はもとより,学校等の行事にも積極的に参加され,防災活動以外にも数多くの活動を期待され,それに応えられるように活躍されています。

 分団集合日以外では,個別に行う自主防災行事や学区全体で行う南浜学区総合防災訓練,自主防災部長を対象とした自主防災基礎研修など,多くの学区民が集まる機会に消火器の取扱指導,倒壊建物からの救出方法,簡易担架の組立指導,応急手当指導など,学区民に対する指導を,団員自らが率先して行っています。

 また,予防面では,大手筋商店街で行われる防火パレート゛への参加をはじめ,電気器具点検や火災警報器点検などに随行し,高齢者の目線に立ったきめ細やかな防火指導を行っています。さらに,夏に伏見港で行われる「万灯流し」,秋に行われる「御香宮神社神幸祭」や「炬火祭」では,参拝者の安全を守るため,近隣消防分団の協力を得ながら,祭りの数日前から昼夜を分かたず露店等の出火防止指導や巡回警備などを行っています。

 消防団活動には,マンパワーが欠かせません。活動をより充実させるために,分団員自身の手で,各町内に,消防団の活動紹介・団員募集のビラを配布しました。南浜消防分団では,あらゆる機会を通じて活動の魅力を伝え,より力強い,より頼りになる消防団を目指し,地域のために色々な活動に取り組んでいます。


  近い将来発生すると予想される巨大地震に対応するため,南浜学区では,南浜学区自主防災会,南浜自治連合会及び南浜消防分団を主軸に,着実に減災に向かっての取組を行っています。この動きを停滞させず,さらに加速させるのが私の使命と心得て,今後も学区民の安心・安全のために力を注いでいきたいと考えています。
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お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195