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京都市消防局

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平成27年11月号 警防計画課通信

ページ番号189640

2015年11月2日



 警防計画課って何をしているの?

 なんとなく分かっているようで分からない,それが警防計画課かと思います。「Web京都消防」への初寄稿を記念しまして,今回の警防計画課通信では,改めて警防計画課の業務について紹介したいと思います。

 警防計画課は,現在,課長以下8名が勤務しており,大きく,「警防管理」「計画」「広域応援」の3つに分かれて業務を担当しています。各担当の主な業務内容について,特に最近の動向を中心に説明します。


◆  震災,水災,特殊災害及び武力攻撃災害に関すること

 大きく分類すると,自然災害とテロ災害等に関する事務の総轄や警防対策に関することを担当しています。いつ起こってもおかしくない時期を迎えているといわれる南海トラフ巨大地震等,かつては震災対策が様々な計画の想定の中心でしたが,ここ数年は,毎年,全国のどこかで大きな水災が発生していることから,水災に特化した取組が迫られています。


 例えば,京都市「雨に強いまちづくり」の推進行動計画に盛り込まれた事業の推進等,他部署と共同して行う災害対策事業について,消防局の窓口として調整等を行っています。

 そのほかには,「テロ災害対策」という観点から,皇室関係者や外国からの要人が京都市内へ来られる際の警備に関する連絡の窓口となり,関係する部署や他機関と調整をしたりもしています。

◆ 名神高速道路消防協議会に関すること

 一般的に,その名称も存在もあまり知られていませんが,「名神高速道路消防協議会」という組織があります。実は,この組織,40年以上の歴史があり,「岐阜県,滋賀県,京都府,大阪府及び兵庫県における名神高速道路の沿線都市が相互に連絡を密にし,消防及び救急業務を円滑,かつ,適切に実施すること」を目的に,毎年,消防機関,警察,道路管理者といった構成団体関係者が一堂に集う総会や,消防隊,高速警察隊,道路管理者との合同訓練,高速道路災害をテーマにした防災研修会等を開催しています。京都市消防局長が協議会の会長を務めており,さらに,警防計画課がこの事務局を担当しています。

◆ 機動二輪車(消防バイク)について 

 京都市消防局には,災害時の情報収集や各種訓練をはじめ,京都市内で行われる祭礼の人出や道路の混雑具合,沿道の状況などを把握するため,その機動性を生かして活躍する消防バイク隊(KYOTO REDWING)があります。最近,一般社団法人日本自動車工業会二輪車特別委員会から発行された「防災・災害対策で活動するバイク隊」という事例集で紹介されました。

 この機動二輪車(消防バイク)も,警防計画課で運用,管理を担当しています。



◆ 警防活動の組織及び制度に関すること

 近年の災害の様態等を勘案し,また,新消防指令システム整備に伴う大規模災害情報共有システムの運用を考慮し,増強警防態勢の班編成や各班の要員数について検討しています。

◆ 消防隊及び救助隊の配置計画に関すること

 消防救助課や指令課,装備課と連携するとともに,庶務課や施設課と協議しながら,災害現場活動の戦術に応じた適正な部隊や車両の配置,更新車両についての検討,協議などを行っています。


◆ 緊急消防援助隊に係る事務の統轄に関すること

 これは,関係する部分が多いので,皆さんも御存知だと思いますが,緊急消防援助隊に関する事務を担当しています。

 総務省消防庁では,緊急消防援助隊の登録目標隊数を現在の4,600隊から,平成30年度末までに6,000隊にする計画としており,当局においても,順次,見直しを行っています。

 本年度は,10月17,18日に近畿ブロック合同訓練が京都府(宇治市,城陽市,久御山町)で実施されました。今月号のアルバムページに,合同訓練の模様を掲載していますので,併せて御覧ください。また,5年に1度の全国合同訓練が,11月13,14日に千葉県で行われる予定です。


◆ 消防相互応援協定に関すること

 相互応援といっても,例えば「隣接市町」「府内消防」「五都市」など,様々な形での協定を結んでおり,協定に基づいた応援,受援の事務についても警防計画課で担当しています。

 以上,非常に簡単に説明しましたが,興味のある方には実際に業務を担当していただくのが一番理解が深まるかと思いますので,次の人事異動で警防計画課への配置を希望されてみてはいかがでしょうか?

  • 目次

お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195