スマートフォン表示用の情報をスキップ

京都市消防局

言語選択を表示する

検索を表示する

スマートフォン表示用の情報をスキップ

現在位置:

平成27年10月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号188300

2015年10月1日



 松尾学区は,西京区の北西部に位置しており,学区の東部は宅地開発が進んで人口が増加しています。また,学区の西部の山辺には世界遺産に指定された苔寺として知られる西芳寺,鈴虫寺として有名な華厳寺,千年以上の歴史がある月読神社等の有名な寺社が並ぶ,風光明媚な地域です。


 松尾学区自主防災会は,28自主防災部で構成されており,約4,700世帯の方々が住まれています。「防災行動マニュアル検討会議」のオブザーバーとして活躍されている荒木会長を中心に,各自主防災部長の方々と共に,防災訓練や普通救命講習,ブロックごとの消火実験会等,年間計画に基づき実施されており,学区民の防火・防災の意識が,年々,向上するように,変化や工夫をし,積極的に取り組まれています。

 また,学区内に大きな被害をもたらした平成25年の台風18号を教訓に,水災害への対応力を高めるため,土のう作成訓練や土のう工法訓練を実施するのと並行して,避難所運営マニュアルを早期に策定しました。平成26年の集中豪雨や今年7月の台風11号の際には,避難所運営マニュアルに基づき,いち早く避難所を開設するなど,学区民の安心・安全に大きく貢献しています。



 松尾消防分団は,小林分団長以下20名で,松尾学区の防火・防災活動に取り組まれています。地域の消火実験会には多くの団員が積極的に参加し,消防吏員と共に指導に当たっており,学区民の防火・防災力及び意識の向上に努めています。

 また,学区の西部には松尾山があり,隣接消防分団と共に,年に1回,山火事を想定した山林火災訓練を実施し,ジェットシューターによる消火訓練,ホース延長や小型動力ポンプによる放水訓練を行っています。有事の際には,公設消防隊と共に災害対応に当たることができるよう,日々,訓練を重ねています。

 小林分団長を中心に,ベテラン分団員から若手分団員まで,活発に意見交換ができるよう,家族のように和気あいあいと活動しています。

 松尾学区では,松尾分団の日頃の地道な活動が成果を上げて,2年連続で無火災学区を達成しています。今後も学区民と共に,「無火災の松尾学区」を目指して,防火・防災の活動を続けていきます。


 松尾学区では,今後起きると予測されている南海地震や花折断層・樫原水尾断層を起因とする地震に備え,松尾学区自主防災会と松尾消防分団が相互協力して,日頃から防火・防災訓練を実施しています。また,近年では,大雨や台風による災害も多く発生しており,日常の備えがいかに重要かを思い知らされました。こうした災害でも被害を最小限に抑えるため,普段から備え,訓練を繰り返し行っていきたいと考えています。

 さらに,大規模災害だけではなく,身近に起こるかも知れない火災にも,地域住民や自主防災会,消防分団が一致団結して防火に取り組み,「災害のない松尾学区」を目指していきます。

  • 目次

お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195