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京都市消防局

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平成27年9月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号186965

2015年9月1日



 広沢学区は右京区の北西に位置し,平安時代から大宮人が狩猟や若菜摘みなどの風流を楽しんだ景勝地であったことから,現在も豊かな自然環境に恵まれています。学区の北部にある広沢池は,奈良の猿沢池・大分県の初沢池と並んで日本三沢のひとつに数えられており,年末に行われる「鯉揚げ」は京都の師走の風物詩となっています。

 また,歴史の古い広沢学区は,重要文化財に指定されている木造十一面観音立像と木造不動明王座像が安置されている遍照寺をはじめ数多くの史跡が残っており,歴史と自然が一体になった素晴らしい環境の学区です。


 広沢学区自主防災会は18の自主防災部で構成されており,約3,000世帯あります。

 「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識から,あらゆる防火・防災行事の企画から運営までを自主防災会が主体となって取り組まれています。今年度,新たに就任された青木自主防災会長が中心となって活動され,学区の総合防災訓練をはじめ地域の自主的な防火・防災活動として,広沢小学校の通学路周辺を巡回する「夜間パトロール」の実施,自主防災会の防災力向上を目的とした防災研修の実施など,日々,防火・防災意識の高揚が図られています。

 今年度は新たに広沢学区の防災行動マニュアル策定に取り組み,学区の総合防災訓練ではマニュアルに基づいた初動措置訓練のほか「避難所」について地域住民への周知を図るなど,もしものときに自分たちが何をすべきかを再認識してもらう訓練となるよう,会長以下で計画が進められています。



 そして,広沢学区自主防災会には,とても心強い防火・防災のパートナーがいます。

 広沢学区では,毎年,全ての自主防災部を対象に防火座談会(消火器取扱訓練)を実施していますが,この防火座談会を全面的にサポートしているのが,広沢学区を管轄している嵯峨消防分団です。日程調整から訓練用消火器等の事前準備,当日の訓練指導までをすべて分団員が行います。防火座談会だけでなく,学区の総合防災訓練をはじめ,防火・防災に関わる行事には,必ず嵯峨消防分団員の姿があります。

 また,広沢学区自主防災会は学区内の各種団体との交流も深く,定期的に意見交換を図ることで,日々変化していく防災情報を,各世代の広沢学区民へ発信されています。

 我々が担当する広沢学区の防火・防災に関する活動は,山下自治連合会会長の下,学区内の各種団体の強力なバックアップと全面的な協力があって,毎年,自主防災会として発展的な取組ができています。特に,学区の防災活動における要務分担として,学区内の各種団体によって自主防災会の応急活動班が編成され,総合防災訓練をはじめ様々な学区行事においても,取り組まれています。今後,この強固な地域の絆で学区民が一丸となり,災害に強く安心して住み続けられるまち「広沢学区」を築いていかれることでしょう。

 我々消防署員も,今年度策定予定の防災行動マニュアルの継続的なサポートを行っていくとともに,広沢学区民のため,より一層防火・防災に取り組んでいきます。

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お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195