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京都市消防局

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平成27年7月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号184238

2015年7月1日



 郁文学区は下京区の北西部に位置し,北は四条大宮,南は高辻通,東は堀川通,西は壬生川通に囲まれた地域です。学区の北端が阪急電鉄京都線大宮駅及び京福電鉄嵐山線四条大宮駅に近接していることから,交通の利便性がよく,また,区内にはマンションと併せて古くからの民家も多く残っており,近代的な都市と風情のある古都の両面を有する街となっています。

 学区内(猪熊通仏光寺)にある天道神社では,毎年11月3日に神幸祭が盛大に斎行され,5月17日の「天道花神事」は国宝「上杉本洛中洛外図屏風」にも描かれている伝承的行事であり,今や天道神社でしか見られません。

 学区のほぼ中央にある京都市立洛友中学校は避難所に指定されるとともに,郁文消防分団器具庫も設置されており,防災活動の拠点となっています。また,同中学校は,府内唯一の夜間学校を実施しています。

 郁文学区は三世代同居の世帯が数多く,学区民の敬老の思いが強く,子どもとお年寄りの交流を進めており,自治連合会が主催する盆踊り大会(8月),三世代交流餅つき大会(12月)には,多くの家族が参加し,にぎわっています。 



 郁文学区自主防災会は29自主防災部で構成されており,約2,000世帯あります。川端自主防災会長が中心となって活動しており,盆踊り大会,餅つき大会には消防署も参加してミニ消防車を走らせ,子どもに火の用心への興味を持ってもらい,大人へも防火防災研修を毎年行い,すべての世代の防火防災意欲の向上を図っています。

 また,総合防災訓練では,基本的な災害時の初期活動だけでなく,普通救命講習など年ごとに内容を変えて実践的な訓練を実施しています。


 郁文消防分団は野崎分団長以下16名(うち女性1名)で,アットホームな雰囲気を大事に活動しています。団員の中には,小型動力ポンプの取扱いに長けた者が多く,洛友中学校の屋上プールを使用した放水訓練を定期的に実施して,非常災害時の活動に備えています。また,学区の安全のために学区民に対する防火・防災指導を積極的に実施しています。

 天道神社の入口には,郁文消防分団発足から一周年(昭和24年9月18日)を記念して,当時の分団員の名前が刻まれた奉納額が掲げられており,分団の歴史の深さを知ることができます。さらに,分団員の中には天道神社の神輿会のメンバーもおり,消防団活動とともに熱く取り組んでいます。



 郁文学区は旧市街地で細街区が多く,大地震の際には活動が困難になる可能性があります。それだけでなく,電車,バスを含めた不特定多数の人が出入りするターミナル「四条大宮」を有しているため,学区民だけでなく帰宅困難者の対応も行っていかなければなりません。大規模災害時の対応能力向上のために,学区民と消防団・自主防災会が一丸となって,努力を重ねられています。

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お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195