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京都市消防局

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総務部 今年度の方針 変革の潮目を意識して

ページ番号181942

2015年5月1日


 広大な海も干満により流れができ,波が沸き立つ。その潮の変化で生まれる渦が潮目であります。

 阪神・淡路大震災から20年,東日本大震災から4年が経過しました。防火・防災を推進し,安心・安全な京都を実現するには,ひと度も立ち止まっている余裕はありません。思考停止は組織の機能停止に陥ります。また,少子高齢化や地域コミュニティの低下など,逆流する動きもあります。反転攻勢して,流れを元に戻し,満ち足りた潮の流れにしていくことが必要です。釣りをしていると,必ず潮目を発見することがあります。漫然と施策を執行するのではなく,潮目は何かを意識することが大切です。

 総務部から,今年度の潮目となる二つのポイントを説明します。

 一つ目は消防団の入団促進です。平成25年12月,消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が成立し,平成27年度からは消防団員への報酬制度が導入されました。消防団員減少への歯止めを掛ける,併せて学生等の若年層,女性の団員を確保することが最重要な課題であり,まさに鳴門の渦潮のような大きな潮目の年であります。

 二つ目は事故なし,不祥事なしの達成です。

 昨年度は,災害現場で負傷した職員が,長い闘病の末に殉職されました。御家族と共に哀悼の意を申し上げます。災害現場の殉職者は,昭和36年の安井山火災以来であります。初任科教育で安井山に登り,慰霊塔に参拝することで,半世紀以上前の教訓を学ぶことができますが,今回のことも京都消防の教訓として,これからも職員に引き継いでいかなければなりません。

 昨年度は,京都市では懲戒処分10件の職員不祥事が発生しました。市役所全体で不祥事の渦が乱れましたが,その大きな不祥事のページに消防が名を連ねることはありませんでした。今年度も安全を第一に,ノートラブル,「信頼の京都消防」を目指して安全な流れで前へ進んでいかなければなりません。

 やるべき事を実践しつつ,特にこの二つの潮目を意識して,取り組んでいきましょう。
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お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195