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京都市消防局

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平成27年6月号 担当区ぐグット紹介

ページ番号181246

2015年5月1日



 月輪学区は,東山区の南端に位置し文化財,病院,商店街など,職と住が共存したまちが学区内全域に広がっています。大きな施設としては,全国的にも有名な臨済宗大本山東福寺などの寺院や,京都府の基幹災害拠点病院として認定されている京都第一赤十字病院があります。

 学区内の中央には東福寺があり,1236年に創建され,多くの国宝及び重要文化財を有し,また,仏殿から常楽庵に至る渓谷・洗玉潤に架けられた橋廊の通天橋から見る景色はとても綺麗で,秋の紅葉シーズンの時期を中心に国内外からも大勢の観光客が訪れます。

 主要道路は,東から南北に,東大路通,本町通,師団街道の順に,北から東西に,九条通,十条通の順に通り,主要道路以外は幅員が狭い道路が多く,観光シーズンには交通量が増加します。

 公共交通機関にあっては主要道路に複数の路線バスが乗入れ,JR東福寺駅及び京阪東福寺駅があり,1日の利用客数は,約15,000人に上ります。


 月輪学区自主防災会は,8ブロック37自主防災部からなる組織で,樋口自主防災会長を中心に10名の役員とともに,自治連合評議会をはじめ,月輪消防分団などの各種団体と連携を図り,日頃から積極的な防火防災活動を推進し,学区民の防火防災意識の高揚に努めています。

 特に,震災等の大規模災害に備え,学区内にある事業所の中で,社会福祉法人洛東園,三洋化成株式会社京都工場,医療法人社団育生会久野病院と地域協定を締結し,災害発生時の協力体制を構築しています。中でも,社会福祉法人洛東園とは,平成16年の協定締結後,毎年同施設において,避難訓練や消火訓練,負傷者の搬送訓練等を合同で実施するなど,震災等の緊急時における地域と事業所の繋がりを普段から深めるための活動を実施しています。

 3月に行われた月輪学区総合防災訓練では,地域の繋がりと絆をモット-に,各家庭とブロック単位による初動措置訓練と地域での集合場所及び避難所での情報収集訓練を実施し,月輪小学校のグラウンドと体育館において,京都大学や京都女子大学等の協力の下,様々な訓練を実施しました。

 訓練の最後には,恒例のぜんざいが参加者全員に振舞われ,また一つ地域の絆が深まりました。



   月輪消防分団は,石川分団長以下17名(うち女性分団員3名)で構成され,学区内の防火・防災の要として,年間を通して様々な行事や災害に全団員が一丸となり,「愛するわがまちは,自分たちで守る」学区民のために一生懸命活動しています。

 独自の取組の一つとして,毎年寒い時期に,民生委員の方々と共に,独居高齢者宅を訪問しています。

 この訪問では,ベテランの女性分団員が,女性ならではの視点で一人暮らしの高齢者に接し,親しみを持ったなかで火気の取扱いについて指導を行っています。

 このような精力的な活動が功を奏して,昨年は,学区内の無火災を実現しました。

 月輪消防分団は,今後も災害のないまちづくりを継続させるために,学区における防火防災のリーダーとして頑張っていく所存です。



 月輪学区は,高齢者が多い東山区の中でも,特に高齢化率が高く,4世帯に1世帯が高齢者の世帯となっています。

 これからも,災害から高齢者を守るため,地道な啓発活動を大切にし,自主防災会,消防分団,消防署が一丸となり月輪学区民のため,なお一層防火・防災に取り組んでいきます。

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お問い合わせ先

京都市 消防局消防学校教育管理課

電話:075-682-0119

ファックス:075-671-1195