上京消防署への質問と答え

Q　上京区には，いくつの消防署（所）があるの？
A　上京消防署と北野出張所があります。


Q　京都市には，いくつの消防署があるの？
A　11の消防署(各区に一つ)，1つの分署(醍醐)があります。また，消防局本部や消防学校，消防活動総合センター，ヘリポート，市民防災センター，救急教育訓練センターもあります。


Q　消防士の服の種類は どんなものがあるの？
A　制服と消防，救助，救急用の活動服とがあり，それぞれに夏服と合・冬服とがあります。消防署員と消防団員とでは色やデザインが少し違います。

　
Q　どうしたら消防士になれるの？
A　京都市職員採用試験を受けて，合格すれば消防士として採用されます。その後消防学校で6ヶ月の訓練や勉強をして初めて消防士になれます。


Q　消防署はどんな仕事をしているの？
A　消防署には，消防課，総務課があり，それぞれ次の仕事を行っています。

• 消防課（警防担当）…災害現場活動（消火，救助，救急），市民の防火・防災指導など
• 消防課（予防担当）…事業所の立入検査や自動火災報知設備やスプリンクラーなどの消防用設備や危険物施設の設置指導など 
• 消防課（市民指導担当）…応急手当の普及啓発，市民の防火・防災指導，緊急通報システムや防火水槽の設置指導，チャレンジ体験・消防署見学の対応など
• 総務課…消防団，ジュニア消防団（小学校4年生から6年生）に関する仕事や，防火・防災を広く区民に知らせる仕事など

Q　事故や火災は，何件くらいおきているの？

A　令和2年中に発生した火災は204件，救急出動件数は79，014件，救助事故件数は1,023件です。


Q　119番は，上京消防署にかかっているの？
A　京都市では，119番通報をすると消防局本部（市役所の北側）にある消防指令センターにつながります。119番の電話があれば，場所と内容を確認して，消防署にある消防車や救急車などを出動させます。


Q　火事があったときには，何台の消防車が出動するの？
A　建物の火事には，5台の消防車と3台の指揮隊車，2台の救助車，1台の救急車が出動します。また，マンションなどの高層建物や地下街では，さらに，はしご車や排煙車なども出動します。

　
Q　同時に火事が起こっても大丈夫なの？
A　同時に火事が起こっても，京都市には57隊の消防隊があるのでコンピュターが近い消防隊を選んで出動させます。

　
Q　火事のときは，棒をすべって降りるの？
A　昭和50年頃までは，すべり棒を使って2階からガレージに降りていましたが，現在はすべり棒はなくなり，階段を降りて出動しています。

　
Q　夜中や朝早く火事が起こったらどうするの？
A　消防士は24時間交替で災害に備えています。深夜でもただちに出動できるように備えています。
　

Q　消防車の色はなぜ赤色 なの？
A　「道路運送車両の保安基準」という省令で消防車は朱色，その他の緊急車は白色と決められています。

　
Q　1つの消防署には何台の消防車があるの？
A　消防署によって違いますが，上京消防署本署には，ポンプ車1台．水そう車2台，はしご車1台，救急車1台，指揮隊車1台があります。
　

Q　消防車は何種類あるの？
A　はしご車，ポンプ車．水そう車，救急車，救助工作車，特殊災害対策車，化学車，電源照明車，指揮隊車（司令車），多重情報処理車（無線車），空気充填車，山林工作車，大量送水車，水防車，排煙車，放水砲車などいろいろあります。
　

Q　ホースの長さはどのくらいなの？
A　ホースの長さは1本あたり20メートルです。重さは約7．5キログラムです。
　

Q　ホースからどれだけ水が出るのか？
A　1分間に500～600リットル（バケツの水100杯分）の水を出すことができます。
　

Q　はしご車はどのくらいの高さまで届くの？
A　上京消防署にあるはしご車は，35メートル（約10階）まで届きます。
　

Q　多重情報処理車ってどんな車なの？
A　災害現場に必要な情報をスピーディーに集めたり，現場の指揮者に伝えるための器材を積んでいます。
　ヘリコプターから送られてくる上空からの映像も受信できます。
　

Q　消防隊の銀色の服は，何からできているの？すごく重たいの？
A　燃えにくい繊維の上に銀色のアルミニウム箔が張り付けてあります。防火衣（ぼうかい）と呼ばれ，約2キログラムの重さがあります。
　

Q　火事で使う水はなくならないの？
A　防火水槽の水は補給しないとなくなることもあります。消火栓の水は水道水だからなくなりませんが，でも大地震のときは，水道管が破れて水が出ないこともあります。
　　

Q　上京消防署で何人の人が働いているの？
A　上京消防署は約100人，京都市では，約1700人働いています。