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ライフサイエンスベンチャー創出支援事業 「KYOTO発起業家育成プログラム」の採択案件に係るベンチャー企業の創業について

ページ番号345100

2025年8月29日

京都市及び(公財)京都高度技術研究所では、京都大学内に設置した「京都市ライフイノベーション創出支援センター」を中心に、ライフサイエンス分野の産学公連携による研究開発支援、事業化支援等を展開しています。

ライフサイエンスベンチャー創出支援事業「KYOTO発起業家育成プログラム」(以下、「プログラム」という。)では、大学内の技術シーズ(種)の事業化を目指す人材を対象に、ビジネスモデル構築等の実践的な支援を行っており、この度、令和6年度のプログラム採択テーマから、下記のとおり、株式会社MOXYが京都市内に創業しましたので、お知らせします。

設立会社の概要

商号

株式会社MOXY

設立

令和7年7月24日

所在地

〒606-8585

京都市左京区松ヶ崎橋上町1 

京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパス 17号館103号室

代表者

代表取締役 小原仁実

資本金

5,000千円

同社の技術・事業概要

株式会社MOXYは、京都工芸繊維大学 繊維学系 准教授・徐淮中氏(同社取締役 最高戦略責任者)の研究成果を基盤技術として設立された同大学発のベンチャー企業です。現在、組織工学や再生医療分野において、細胞の成長方向制御や神経再生チューブ、人工血管、歯科用顎骨修復などへの応用を目的とした、高い配向性と秩序構造を有する細胞足場の提供が期待されています。しかし、従来技術ではこのような細胞足場の製造は困難でした。

同社は、既存の3Dプリンタ技術である溶融積層造形法と、ナノファイバー技術であるエレクトロスピニングの長所を融合させた超精密3Dプリンティング技術の開発に成功し、この困難を克服しました。現在は、この超精密3Dプリンタの開発・製造・販売に加え、本技術を活用した高精度細胞足場など高機能医療材料の製造・販売を目指しています。

ライフサイエンスベンチャー創出支援事業「KYOTO発起業家育成プログラム」について

目的

京都市におけるライフサイエンス関連産業の育成を図るため、ライフサイエンス分野(医療機器(アプリを含む)、医療材料、医薬品・診断薬、再生医療、ヘルスケア等 )においてベンチャー企業として起業を目指す人材に対し、ビジネスモデル構築等の支援を行い、ベンチャー企業及び新産業を創出することを目的としています。

(補足)本事業は令和6年度で終了。7年度からは、新たに「京都ディープテック事業化支援プロジェクト」として、対象をライフサイエンスからディープテック領域に広げ、研究シーズの発掘から磨き上げまでシームレスな伴走支援を講じ、大学発ベンチャーの創出を推進する事業を展開しています。

対象者

ライフサイエンス分野において、大学等の技術シーズをテーマとしたビジネスモデルにより、京都市内で採択年度の翌年度末までに、ベンチャー企業の創業を目指す方

支援内容

  1. ライフサイエンス分野でベンチャー企業の起業経験や経営経験のあるメンター等によるビジネスプランのブラッシュアップ、相談対応

  2. 専門家派遣、弁護士、弁理士等との個別相談

  3. 資金計画に関する個別相談

  4. 経営・薬事等に関するセミナーの開催

  5. インキュベーション施設等の紹介

支援対象期間(令和6年度)

令和6年7月29日から令和7年3月31日

支援実績(令和7年8月29日現在)

  • 平成29年度:採択4名、うち4名が起業
  • 平成30年度:採択3名、うち2名が起業
  • 令和元年度:採択3名、うち2名が起業
  • 令和2年度:採択3名、うち2名が起業
  • 令和3年度:採択3名、うち2名が創業
  • 令和4年度:採択2名
  • 令和5年度:採択3名
  • 令和6年度:採択2名、うち1名が創業(本件)

報道発表資料

発表日

令和7年8月29日

担当課

産業観光局スタートアップ・産学連携推進室

(電話:075-222-3324)

報道発表資料

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お問い合わせ先

京都市 産業観光局スタートアップ・産学連携推進室

電話:075-222-3324

ファックス:075-222-3331

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