終戦80周年記念トークイベント&ミニ原画展「夏とモノクローム ~日本映画黄金期の女性映画人~」の開催
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2025年7月17日
この度、京都国際マンガミュージアムでは、日本映画黄金期に活躍した女性映画人・和田夏十をモデルにしたマンガ作品「夏のモノクローム」(リイド社)の作者・永美太郎氏と映画史研究者の鷲谷花氏をお招きし、作品制作の裏話や1950年代の日本の映画業界などについてお話しいただくトークイベントを開催します。
開催日時
令和7年8月9日(土曜日)午後2時から午後4時まで
場所
京都国際マンガミュージアム 2階ギャラリー6
(〒604-0846 京都市中京区烏丸通御池上る)
内容
今年で戦後80年になります。日本は戦争によって都市が破壊され、国土は荒廃しました。映画業界はそうした戦後の荒廃からいち早く立ち上がり、復興の流れに乗って1950年代に黄金期を迎えることになります。男性中心だった日本の映画業界ですが、戦後は和田夏十のほか、水木洋子、田中澄江といった女性脚本家が活躍し、田中絹代が女性映画監督のはしりとなるなど、女性の進出も進みました。それには敗戦と戦後の民主主義が大きく影響しているのです。
このイベントでは、戦後に道を切り開いた女性映画人の群像を、和田夏十をモデルにしたマンガ作品「夏のモノクローム」の作者永美太郎と、映画史研究者の鷲谷花が読み解きます。イベント終了後、ショップでの書籍購入者を対象にサイン会を開催します。
出演
- 永美太郎(マンガ家)
- 鷲谷花(映画史・映像文化史研究者)
参加方法
事前申込不要(ただし、定員30名、先着順)
当日午前10時より館内にてイベントの整理券を配布します。
料金
無料 ただし、会場御参加の場合はミュージアム入館料(大人1、200円、中高生400円、小学生200円) が別途必要。
主催
京都国際マンガミュージアム トーチ編集部
参考
永美 太郎(ながみ たろう)
マンガ家、1984年兵庫生まれ。
京都造形芸術大学映像舞台芸術学科を卒業後、山田参助氏のアシスタントを経て、2017年にトーチwebにて「エコール・ド・プラトーン」を連載。2023年に「夏のモノクローム」の第一部を連載、現在第二部を執筆中。既刊に「エコール・ド・プラトーン」(リイド社、2019年)、「夏のモノクローム」(リイド社、2024年)がある。
鷲谷花(わしたに はな)
映画史・映像文化史研究者、1974年東京生まれ。
大阪国際児童文学振興財団特別専門員。映画史の研究の傍ら、幻燈の上映活動なども行っている。著作に「姫とホモソーシャル 半信半疑のフェミニズム映画批評」(青土社、2022年)。翻訳ジル・ルポール著「ワンダーウーマンの秘密の歴史」(青土社、2019年)。共編著「淡島千景:女優というプリズム」(青弓社、2009年)などがある。
関連企画
「夏のモノクローム」ミニ原画展
本イベントに合わせて、永美太郎氏の「夏のモノクローム」の肉筆原画約20点を展示するミニ原画展を開催。
- 会期 2025年8月9日(土曜日)から26日(火曜日)まで
- 場所 京都国際マンガミュージアム2階ギャラリー6
- 料金 無料 ただし、会場御参加の場合はミュージアム入館料(大人1、200円、中高生400円、小学生200円)が別途必要。
お問合せ先
京都国際マンガミュージアム
電話:075-254-7414
報道発表資料
令和7年7月17日
担当課
産業観光局クリエイティブ産業振興室
(TEL:075-222-3337)
終戦80周年記念トークイベント&ミニ原画展「夏とモノクローム ~日本映画黄金期の女性映画人~」の開催
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お問い合わせ先
京都市 産業観光局クリエイティブ産業振興室
電話:(代表)075-222-3337、(コンテンツ産業振興)075-222-3306
ファックス:075-222-3331