2024年京都開催の国際会議統計の発表について

　公益財団法人　京都文化交流コンベンションビューローでは、日本政府観光局（JNTO）基準による2024年1月～12月の京都における国際会議の開催実績を集計しましたので、お知らせします。

　2024年は、5年ぶりに200件を超え、225件（京都全域）となりました。2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響により厳しい状態が続きましたが、厳しい状況の中での弛まぬ誘致活動、きめ細やかな助成金の運用など様々な取組が功を奏し、JNTO基準による国際会議の開催件数は京都市域で210件（前年より38件増）、市域を除く京都府域では15件（前年より6件増）を記録しました。

　京都市域では、7月に「IVS 2024 KYOTO」が2年連続開催されたほか、8月には「第27回国際昆虫学会議」が44年ぶりに開催されるなど、大型会議の開催が着実に復調の兆しを見せています。また、JNTO統計より厳格な基準を採用する、国際会議協会（ICCA）基準においては、京都市の件数は前年より8件増の49件、順位では前年の52位より10位上がり、世界42位となりました。

　京都府域（市域を除く）においては、南部を中心に開催があり、北部においてもその地域特性を生かした国際会議が開催されるなど、コロナ禍前の件数とほぼ同水準まで開催が回復しました。

　このように国際会議の開催が回復する中、当財団では、開催を契機とした府民・市民公開講座などの地域貢献や環境に配慮した取組など、サステナブルな取組をより一層推進しています。

　引き続き、会員企業・団体の皆様、 京都府、京都市、京都商工会議所、国立京都国際会館、京都市勧業館みやこめっせ等各MICE施設、京都府警、京都大学等各大学などの皆様との連携をさらに強化するとともに、SDGsに貢献する、良質な国際会議の誘致、安心・安全な開催の支援に努めてまいります。

令和7年6月16日（月曜日）

京都市産業観光局観光MICE推進室（TEL：075－746－2255）