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「産学連携実装化プロジェクト」採択結果

ページ番号331254

2024年8月15日

 京都市及び(公財)京都高度技術研究所では、京都市の社会課題の解決に取り組む大学研究者に助成を行う「産学連携実装化プロジェクト」を実施しています。

 この度、本事業において11件の応募があり、審査委員会での審査の結果、5件を採択しましたのでお知らせします。

1 採択結果(応募件数11件、採択件数:5件) ※五十音順

採択一覧
大学・研究者名研究テーマ 
京都大学 成長戦略本部
インフラ先端技術
産学共同研究部門
特定助教 小椋 紀彦
「360度カメラによる定期点検支援技術の高度化と維持管理プラットフォームの構築」
本研究では、橋梁の維持管理を図る点検プラットフォームを開発する。具体的には、360度カメラとLiDARを用いて、動画データから点検した橋梁を地図上で管理できるマッピング機能と、橋梁の復元図面を容易に作成する機能を開発し、点検業務の省力化・省人化を目指す。
京都大学大学院
農学研究科
准教授 寺本 好邦
「木材用塗膜の潜在劣化の検出による早期診断技術の開発」
本研究では、木材の劣化時期を予測する技術を開発する。具体的には、中赤外分光と機械学習を組み合わせることで、目に見えない潜在的な塗膜の劣化を検出し、木材の劣化時期を予測するものであり、塗り替えコストの削減や環境負荷の軽減、さらには木材利用の拡大にも寄与する。
京都大学大学院
理学研究科
教授 野田口 理孝
「万願寺とうがらしの生産性向上を実現する、植物診断Webアプリケーションの開発」
本研究では、「万願寺とうがらし」の生産性向上を目的としたシステムのプロトタイプ開発を行う。具体的には、植物診断アルゴリズムを基にしたWEBサービスを開発し、新規就農者でも高度な栽培技術にアクセス可能とすることにより、農業の担い手拡大や生産性向上に貢献する。
京都工芸繊維大学
応用生物学系
教授 半場 祐子
「光合成を最大化し脱炭素・省エネルギーを実現する農業照明用パルス電源LEDの性能評価技術開発」
本研究では、農業照明の性能評価を行う技術を開発する。具体的には、「炭素安定同位体比」という新たな指標を用いて農業照明の性能評価を行うことにより、作物に最適なパルス幅・波長比率の推定モデルを構築し、エネルギーコストの削減と作物の生産性の最大化を目指す。
京都大学大学院
農学研究科
教授 舟場 正幸
「ブランドビーフである京都肉の安定的生産を可能にする飼養技術開発」
本研究では、子牛の高い死廃問題を解決するための技術開発を行う。具体的には、臍帯(さいたい)が太い子牛は死廃が少なく1頭当たりの肉量も多いことから、臍帯が太くなる理由を解明し、飼養技術を開発することで、安定的な繁殖農家経営と上質な牛肉生産を可能とする。

2 助成予定額

 1件あたり 200万円

3 ご寄付のお願い

 本事業を実施するにあたり、現在、皆様からの寄付を広く募っております。

 大学の優れた研究成果の社会実装化を行う本事業の趣旨に御賛同いただける方は、是非御支援の程よろしくお願いします(別紙「京都市からのご寄付のお願い」参照)。

 寄付申込の詳細等につきましては、下記問合せ先まで御連絡をお願いします。

<寄付に係る問合せ先>

 京都市産業観光局産業イノベーション推進室(担当:田中、田里)

 TEL:075-222-3339

 E-mail:[email protected]

報道発表資料

発表日

令和6年8月15日

担当課

産業観光局産業イノベーション推進室(電話:075-222-3339)

報道発表資料

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お問い合わせ先

産業観光局 産業イノベーション推進室
電話:075-222-3339
ファックス:075-222-3331

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