2023年京都開催の国際会議統計の発表について

　公益財団法人　京都文化交流コンベンションビューローでは、日本政府観光局（JNTO）基準による2023年1月～12月の京都における国際会議の開催実績を集計しましたので、お知らせします。

　2023年は、4月に水際対策が終了し、新型コロナウイルス感染症の分類が季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられたことや、これまでの弛まぬ誘致活動、助成金の新設など様々な取組が功を奏し、JNTO基準による国際会議の開催件数は京都市域で172件（前年比2．4倍）、市域を除く京都府域では9件を記録しました。市域では、10月に国連が主催する「インターネット・ガバナンス・フォーラム京都2023」が日本で初めて開催され、2021年以来2年ぶりに国連主催会議が開催されました。

　JNTO統計より厳しい基準である、国際会議協会（ICCA）基準においては、京都市の件数が前年より12件増の41件、世界ランキングも14位上がり、世界52位となりました。

　また、京都府域（市域を除く）についても、府域北部の特性を生かした国際会議が開催され、府域南部へのエクスカーションも実施されるなど、府域のMICEの活性化が少しずつみられています。

　こうした回復が見られる中、環境にやさしく、地域と調和したMICE都市を目指し、MICE開催時におけるサステナブルな取組も推進しています。

　当財団では、引き続き、会員企業・団体の皆様、 京都府、京都市、京都商工会議所、国立京都国際会館、京都市勧業館みやこめっせ等各施設、京都府警、京都大学等各大学などの皆様との連携をさらに強化するとともに、SDGsに資するより一層良質な国際会議の誘致、安心・安全な開催の支援に努めてまいります。

令和6年6月18日（火曜日）

京都市産業観光局観光MICE推進室（TEL：075－746－2255）