「京都GXシーズ事業化・プロジェクト化プログラム」への参加者募集
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2024年5月22日
京都市は、国内の自治体でいち早く2050年カーボンニュートラルを宣言し、その実現に向けた方針の1つとして、「京都市地球温暖化対策計画<2021-2030>」において、「イノベーションの促進や担い手の育成」を掲げています。
そこで、「大学のまち京都」と言われる京都市の特性を最大限に活用し、GX(グリーントランスフォーメーション)に資する技術シーズを有する市内の大学研究者に対し、当該シーズの事業化・社会実装を伴走支援する「京都GXシーズ事業化・プロジェクト化プログラム」を今年度も実施します。
この度、本プログラムを活用し、メンターによる伴走支援や特許・技術調査、市場調査を希望する市内の大学研究者を募集します。
1 目的
産業・社会構造をクリーンエネルギー中心へ転換するGXに資する技術シーズを有する市内の大学研究者を支援し、事業化・プロジェクト化の推進により、新産業創出につなげていきます。
2 対象者
GXに資する有望な技術シーズを有し、事業化・プロジェクト化を目指す市内の大学研究者(※)
※ 研究拠点が市外であっても、市内に拠点を有する大学に所属する研究者は本プログラムの対象とします。
3 支援内容
⑴ メンターによる伴走支援
起業経験や経営経験のあるメンターによる外部資金の獲得のサポート、ビジネスプランのブラッシュアップ、企業とのマッチング、相談対応を行います。
⑵ 特許・技術調査
技術シーズに関連する特許・技術動向を整理し、特許の有効性評価等を実施するとともに、必要に応じて特許戦略の相談対応、立案を行います。
⑶ 市場調査
技術シーズやその応用製品が市場においてどのようなニーズを満たすのかを把握し、市場規模や競合状況等の分析やマーケティング戦略の立案を行います。
4 採択数
5名程度
5 募集期間
令和6年5月22日(水曜日)~令和6年7月19日(金曜日)午後5時(必着)
6 参加費
無料(ただし、申請や支援を受けるに当たっての交通費・通信費等は自己負担)
7 支援対象期間
採択決定日~令和7年3月31日(月曜日)
8 審査及び採択
(1) 審査方法
書面審査及びプレゼンテーション審査。詳細は申請受付後に案内する。
(2) 採択時期
令和6年8月上旬(予定)
9 募集要項・申請書類・提出方法(※提出方法は、電子メールのみ)
⑴ 募集要項・申請書類
以下のホームページに掲載しています。申請様式は2種類です。
https://aird.jp/news/post-24180/
- (様式1)令和6年度GXイノベーション創出・社会実装事業「京都GXシーズ事業化・プロジェクト化プログラム」参加申請書
- (様式2)技術シーズ概要書
⑵ 提出方法
以下のメールアドレスに、電子メールで提出すること。
- メールアドレス:([email protected])
- 件名:「京都GXシーズ事業化・プロジェクト化プログラム」への申請
※ 受付通知のメールが届かない場合は、受理できていない可能性がありますので、その場合は、お電話等で御確認下さい。
10 事務局
株式会社産学連携研究所(本事業の委託先)
〒606-8307 京都市左京区吉田上阿達町17番地 地域経済牽引拠点3階
TEL:075-354-5301
E-mail:[email protected]
受付時間:午前9時~正午、午後1時~午後5時(祝日を除く月曜日から金曜日)
大学・研究者名 |
研究テーマ |
---|---|
京都大学生存圏研究所 特定准教授 西村 裕志 |
環境調和型GX技術によるリグノセルロース系新素材の創出 -温和な条件でバイオマスを分離するグリーンな環境調和型変換法による、木材や竹、農業残渣などの未利用バイオマスを活用した高付加価値の新素材の開発 |
京都工芸繊維大学大学院 バイオベースマテリアル専攻 助教 徐 淮中 |
蚕タンパク(フィブロイン)からの遠心力電解紡糸等による生糸製造法の開発 -従来の熱を多用する製造工程から大幅な省エネを実現する遠心力電解紡糸法及び湿式紡糸法による、フィブロインの繊維化技術を活用した生糸製造及び機能性素材の開発 |
京都大学人間・環境学研究科 研究員 谷村 文 |
表面塗布培養法による高効率な微細藻類培養の実現 -液体培養等と比較して場所に制限が少なく生産コストを削減することが可能な表面塗布培養装置の開発及び二酸化炭素を吸収することに優れた微細藻類株を用いた実証実験 |
京都大学大学院農学研究科 助教 宋和 慶盛 |
バイオの力で実現する大気中二酸化炭素のその場資源化 -無機触媒では困難な大気中CO2の直接利用が可能となる、CO2資源化酵素の開発研究と、当該酵素を組み込んだCO2のその場資源化が可能となる装置の開発 |
京都大学 福井謙一記念研究センター 教授 佐藤 徹 |
フレキシブル有機熱電変換材料の開発 -物体の両端に温度差があると温度差に比例した熱起電力が生じるゼーベック効果を活用した、未利用の廃熱を有効利用できる高効率熱電変換材料の開発 |
京都大学大学院工学研究科 マイクロエンジニアリング専攻 研究員 福岡 隆夫 |
金ナノ粒子自己集合を利用したプラズモニックナノタグ -金ナノ粒子の表面増強ラマン散乱(SERS)の安定化技術による、紙のラベルシールや商品識別ラベルに代替可能なナノタグの開発 |
報道発表資料
発表日
令和6年5月22日
担当課
産業観光局 産業イノベーション推進室(電話075-222-3324)
【報道発表資料】
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