京都市京北森林公園・山村都市交流の森の活性化に向けたサウンディング型市場調査の実施結果の概要
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2022年5月26日
京北森林公園・山村都市交流の森の活性化に向けたサウンディング型市場調査
京都市では,右京区京北にある「京都市京北森林公園」及び左京区花脊にある「山村都市交流の森(うち,京都市森林文化交流センターを含むセンターエリアの各施設)」の魅力向上,施設の活性化に向けた検討を進めるに当たり,その市場価値や有効な事業手法等について民間事業者から意見等を聴取するサウンディング型市場調査を実施しましたので,その結果の概要を公表します。
本結果も踏まえ,今後,両施設を活用する事業者をプロポーザル方式により公募する予定であり,具体的な公募条件やスケジュール等が決まりましたら,改めてお知らせします。
1 対象施設
⑴ 京都市京北森林公園(右京区京北塔町愛宕谷25番地の3)
⑵ 山村都市交流の森(左京区花脊八桝町250番地)
山村都市交流の森センターエリアに所在する次の施設
・京都市森林文化交流センター[愛称:森愛館](京都市所有)
・翠峰荘,バーベキュー場,案内休憩所(公益財団法人京都市森林文化協会所有)
・森の工房「もくじゅ」(京都市森林組合所有)
2 実施期間
日 程 | 実施内容 |
---|---|
令和3年9月1日(水曜日) | 実施要領の公表 |
令和3年9月1日(水曜日)から9月24日(金曜日) | 参加申込書の提出期間 |
令和3年9月1日(水曜日)から9月24日(金曜日) | 提案書の提出期間 |
令和3年9月8日(水曜日)から9月30日(木曜日) | 個別対話による調査の実施 |
3 参加事業者数
⑴ 京北森林公園 7事業者
内訳:小売(1),地域振興(1),宿泊・飲食(2),アウトドア(1),鉄道・旅行(2)
⑵ 山村都市交流の森 10事業者
内訳:地域振興(5),宿泊・飲食(2),アウトドア(1),鉄道・旅行(2)
4 結果の概要
市場価値(両施設共通)
・京都市内中心部から1時間程度の場所で,周辺に豊かな自然環境があるなど魅力的な立地である。
・雪の多い地域のため,冬季の収益の確保が課題であるが,運営手法やプロモーション等の強化により活性化する可能性は高く,事業地としての価値は認められる。
京北森林公園
⑴ 提案の方向性
・施設の立地や規模などから,森林や環境を生かした体験型の学習施設とする提案が多かった。
・きのこ等の特用林産物の生産や販売事業を行う施設とする事業提案があった。
⑵ 事業内容に関する提案・意見
・地域住民及び京都市近郊から訪れるファミリー層をターゲットにするのが望ましい。
・道の駅「ウッディー京北」など周辺施設と連携し,地域全体での活性化を図ることが望ましい。
・地域との連携を重視し,地域の雇用,移住等につなげることが望ましい。
・木工やトレッキング,きのこ生産などこれまでの取組を強化し,活性化を図ることが望ましい。
⑶ 施設整備等に関する提案・意見
・既存の施設や設備を改修し,又は施設の増設などにより活性化する意見や提案が多かった。
・買取りに関する提案は無かった。
山村都市交流の森
⑴ 提案の方向性
・森林や河川など豊富な自然を生かした森林浴,ワーケーション,エコツーリズムなどの拠点として活用する提案が多かった。
・その他,環境教育や障害者スポーツ施設としての活用提案があった。
⑵ 事業内容に関する提案・意見
・翠峰荘(宿泊施設)の改修を軸に,ジビエなど地域の食材を生かした飲食や,森林及び景観を生かしたサービスの提供が有効。
・市内外の国内観光客,インバウンドをターゲットにすることが望ましい。
・食,歴史,文化など花脊地域の魅力をしっかりとプロモーションすることが重要。
⑶ 施設整備等に関する提案・意見
・森林文化交流センター(森愛館)については,現在の機能に対するニーズは低く,施設単体での活用は困難であり,センターエリアの他の施設と一体的な活用を図る中で,用途の転換が必要との意見がほぼすべての事業者からあった。
・施設が老朽化しており,集客力の強化のため,温泉やサウナの整備を含めた大規模な改修が必要との意見が多かった。
お問い合わせ先
京都市 産業観光局農林振興室
電話:【農林企画課】075-222-3351【林業振興課】075-222-3346
ファックス:【農林企画課】075-221-1253【林業振興課】075-221-1253