京都伝統産業ミュージアム(旧称:京都伝統産業ふれあい館)のリニューアルオープンについて
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2020年1月6日
京都伝統産業ミュージアム(旧称:京都伝統産業ふれあい館)のリニューアルオープンについて
本市では,平成8年に京都伝統産業ふれあい館(以下「ふれあい館」という。)を開館し,伝統産業の普及・啓発のため,業界団体の協力の下,本市の伝統産業74品目の体系的な展示等を通じて,伝統産業の振興に取り組んできました。
近年では,世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が発表する「無料観光スポットランキング2017」において国内第5位,「トラベラーズチョイスアワード2018」においても,人気の美術館・博物館部門で国内第5位に選ばれるなど,ふれあい館への関心が高まってきています。
こうした中,今後もこの施設が核となり,伝統産業の活性化を推進していくため,本年3月に「京都伝統産業ミュージアム」としてリニューアルオープンする運びになりましたので,お知らせします。
1 リニューアルの基本方針
⑴ 伝統産業ファンの裾野を広げる(新しい客層へのアプローチ)
ア 「アート」「デザイン」などの異業種との連携やコラボレーションを通じて新しい文化を創造
イ 子どもの頃から伝統産業を身近に感じてもらうための「ものづくり体験」や「自由研究」企画の実施
⑵ 伝統産業の売上増につなげる
ア 若手職人による実演など,作り手の顔とものづくりの背景やストーリーが見える展示
イ BtoBビジネスを積極的に支援
・京都府・京都商工会議所と連携して取り組んできた「マテリアルビジネス販路開拓事業」の成果である素材(染織,陶芸,金工,木工)を紹介
・先端技術と伝統技術の融合によって開発された素材・商品の紹介
2 リニューアルの内容

エントランス・ギャラリー
・入った瞬間ワクワクするようなエントランス
・日本地図等を使い,京都市内をはじめ全国の伝統産業を発信
・職人たちによる企画展など,魅力あふれる空間を演出

74CRAFTS WALL
・京都市の伝統産業74品目が勢ぞろい
・解説パネルに加えて,情報検索タッチパネルを通して,より深い「学び」をしていただけます。
自由展示エリア
・「見て」「触れて」実際に手に取り体感できるコーナー
・最も伝統産業を身近に感じていただけます。

企画展示エリア
・展示台はすべて可動式。レイアウトは自由自在

テラス等
・テラスをウッドデッキ化し,食のイベント等を開催
・人々が集い憩える空間を演出3 企画展等
⑴ オープニング企画展「職人たちのマーチ」
ア 期間 令和2年3月14日(土曜日)~4月5日(日曜日)
イ 実施内容
未来の伝統産業を担う職人たちの息遣いや,新たな試みを伝える企画展として,10名の若手職人による実演とともに,「京ものユースコンペティション※」等の受賞者による展示も行い,作り手の顔が見える展示・販売を行います。
※京ものユースコンペティション
京都の伝統産業に携わる若手を対象にし,平成25年から実施している現代のライフスタイルに適した「京もの」の作品コンペティション。優秀作品出品者には,表彰のほかに,雑誌とのタイアップ企画や首都圏での商談会出展,販路開拓など,一過性の作品コンペではなく息の長い支援を行っています。
⑴ 令和2年度からの企画展
子ども向けの「ものづくり体験」「自由研究」など,家族連れが訪れやすい企画や,伝統的工芸品月間京都大会(10月31日~11月3日)との連動企画,マンガ・アニメ,アート及びファッションに関連した企画など,年に3~4回の企画展を開催します。
4 リニューアルオープン記念式典
⑴ 日時 令和2年3月14日(土曜日)午後1時~午後1時30分
⑵ 会場 京都市勧業館みやこめっせ 地下1階 ウェルカムホール
⑶ 内容 主催者式辞,来賓祝辞,鏡開きなど
京都伝統産業ミュージアム(旧:京都伝統産業ふれあい館)の概要
施設概要
⑴ 所在地 左京区岡崎成勝寺町9-1京都市勧業館みやこめっせ 地下1階
⑵ 延床面積 2,060.85㎡
⑶ 開館日 平成8年7月2日(旧:京都伝統産業ふれあい館)
⑷ 開館時間 9:00~17:00
⑸ 休館日 年末年始(12/29~1/3)
⑹ 来館者数 平成30年度 169,483人
広報資料
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お問い合わせ先
京都市 産業観光局クリエイティブ産業振興室
電話:(代表)075-222-3337、(コンテンツ産業振興)075-222-3306
ファックス:075-222-3331