「市民生活との調和を最重要視した持続可能な観光都市」の実現に向けた基本指針と具体的方策について(中間とりまとめ)
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2019年11月20日
「市民生活との調和を最重要視した持続可能な観光都市」の実現に向けた基本指針と具体的方策について(中間とりまとめ)
京都市では,外国人観光客の急増等に伴い発生している一部の観光地や市バスの混雑,マナー問題等に対応するため,本年5月に「市民生活と調和した持続可能な観光都市」推進プロジェクトチームを庁内に設置しました。
この間,プロジェクトチームでは,データの収集,分析を行うとともに,市民,有識者や観光関連事業者の皆様からの御意見を把握しながら,可能なものは速やかに実行に移し,課題解決に全力を挙げて取り組んでまいりました。
とりわけ,緊急の対応が必要な「違法民泊対策・宿泊施設の質の向上」,「観光地の混雑対策」,「市バスの混雑対策」,「観光客のマナー対策」の4点については,地域や事業者の皆様と協力し,地域の実情に応じて取組の強化を図ってきたところです。
この度,プロジェクトチームでの検討結果を踏まえ,市民の安心・安全,地域文化の継承を最重要視した市民生活と観光の調和に向けた基本指針と具体的方策について,下記のとおり取りまとめましたので,お知らせします。1 プロジェクトチーム設置(令和元年5月)後の新たな取組(主なもの)
時期 | 取 組 | 項 目 |
7月~ | 「地域協働・貢献型 宿泊施設促進制度」の創設 | 宿泊施設の急増に伴う課題への対応 |
9月~ | 「観光快適度の見える化による分散化」開始(全国初) | 混雑への対応(観光地) |
旅行業界等へのマナー周知の協力要請 | 観光客のマナー違反への対応 | |
マナー啓発ステッカーの作成・配布 | ||
マナー啓発動画の作成・上映 | ||
衹園町南側地区におけるマナー対策実証事業 | ||
宿泊施設の在り方に係る関係業界への要請 | 宿泊施設の急増に伴う課題への対応 | |
10月~ | JR西日本及び京阪電車と連携した 訪日外国人向け企画乗車券の発売 | 混雑への対応(市バス) |
伏見稲荷大社周辺における各種対策 | 混雑への対応(観光地・道路) 観光客のマナー違反への対応 | |
11月~ | バス運転士への聞き取り調査結果を踏まえた秋の混雑対策 | 混雑への対応(市バス) |
2 基本指針と具体的方策について
市民の安心・安全,地域文化の継承を最重要視した市民生活と観光の調和に向けて解決すべき課題を「混雑への対応(観光地・市バス・道路)」,「宿泊施設の急増に伴う課題への対応」,「観光客のマナー違反への対応」に集約し,それに「市民生活の豊かさ・地域文化の継承へ市民の共感の輪の拡大」を加えた4項目について,「市民・観光客・事業者・未来四方よしの持続可能な観光地マネジメントの実践」の考え方の下,基本指針と具体的方策を取りまとめました。(詳細は別紙1)
また,持続可能な観光都市の実現に向け,11月6日に国に対して支援の充実等について要望を行いました。(詳細は別紙2)3 取組の推進について
今回,取りまとめた基本指針に沿って,各対策の充実及び強化を図るとともに,プロジェクトチームにおいて,各対策の進捗管理を図ってまいります。
また,本指針については,来年度に策定を予定している京都市の次期観光振興計画に反映させてまいります。広報資料
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お問い合わせ先
京都市 産業観光局観光MICE推進室
電話:075-746-2255
ファックス:075-213-2021