生息する生き物
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2015年3月19日
合併記念の森で生息する生き物について
平成26年現在で確認されている生き物の一部を紹介します。今後も随時更新していきます。
森林の植生
合併記念の森はアカマツを主とした二次林と,スギ・ヒノキの人工林によって占められています。全体としては少ないですが,林縁部や管理道路沿いにおいては,ナラ類,サクラ類やカエデ類などの広葉樹も確認でき,1年を通じた景観の変化を楽しませてくれます。
ウワミズザクラ(花期:4~5月)
タニウツギ(花期:5~6月)
エゴノキ(花期:5~6月)
モチツツジ(花期:5~6月)
ヤマツツジ(花期:5~6月)
ムラサキシキブ(花期:6月頃,結実:10月頃)
貴重な植生
合併記念の森では,京都府レッドデータブックに掲載されている絶滅危惧種が各所に見られ,希少種という観点から保全に配慮を行っています。
ミヤマウメモドキ
ハンカイソウ
魚類
合併記念の森には,農業用のため池が各所に設けられており,ため池とため池への水路には,メダカを始めとする小さな魚が生息しています。現在,メダカ,タカハヤ,カワムツ,ドジョウの少なくとも4種の魚類を確認しています。
繋げる森づくりプロジェクトにおいては,水位変動が激しい谷地田の跡地に数か所の小さな池を掘り,それぞれの池を水路で繋げました。その結果,メダカなどの小さな魚類が乾燥時に避難できる場所が確保でき,魚類等の生き物の生息環境の改善を行うことができました。
メダカ
カワムツ
カエル,その他両生類
森林とため池の里山環境を有する合併記念の森では,モリアオガエルのような森林性のカエルとシュレーゲルアオガエルのような平地性のカエルの両方が見られます。現在確認しているのは,モリアオガエル,シュレーゲルアオガエル,ニホンアカガエル,トノサマガエル,ツチガエル,ヌマガエル,ニホンアマガエル,ニホンヒキガエルの8種です。他に両生類としてアカハライモリがいます。

モリアオガエル

シュレーゲルアオガエル

ニホンアカガエル

ニホンアマガエル

トノサマガエル

ツチガエル
野鳥
ため池にはオシドリが飛来します。そのほか多数の鳥類が確認されています。
哺乳類
林内の植生に悪影響を及ぼすニホンジカが多数生息しています。そのほか,イノシシ,ウサギ,リス等が確認されています。
昆虫類
トンボ類,チョウ類など多数の昆虫が確認されています。

サナエトンボ

カワトンボ
お問い合わせ先
京都市 産業観光局農林振興室
電話:【農林企画課】075-222-3351【林業振興課】075-222-3346
ファックス:【農林企画課】075-221-1253【林業振興課】075-221-1253