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北山林業(北山杉、北山丸太)について

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2024年4月1日

京都・北山杉 PR BOOK

 京都市は、京都府の伝統的工芸品や京都市の伝統産業に認定された「北山丸太」を産出し、約600年もの歴史を誇る京都の伝統的林業「北山林業」の振興に取り組んできました。令和4年8月には「建築物等における北山杉の利用促進協定」を民間事業者と締結し、官民共同による一層の振興に取り組んでいます。

 この度、協定に関連する取組の一環として、「京都・北山杉 PR BOOK」を刊行しました。北山林業の魅力が詰まった一冊ですので、ぜひ御覧ください。

 京都・北山杉 PR BOOK(画像をクリックすると御覧いただけます。)
 冊子版を御所望の方は、お問い合わせください。

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北山杉、北山丸太の歴史

 現在の北区中川を中心とした地域において、江戸期以前、一説には南北朝時代から磨(みがき)丸太(北山丸太の一種)が生産されてきたと言われています。当時の近郊農山村から京都御所や京都市内へ供給されていた薪炭材や一般用材(木材)等の林産物の中に磨丸太も含まれていたようです。

 一般の木材と異なるその独特で光沢のある木肌から、「床の間」の床柱を始めとした、魅せる建築用材として重用されてきました。これまで桂離宮、修学院離宮、大徳寺や鹿苑寺(金閣寺)等の有名建築物のほか、一般住宅においても客人をもてなす客間に多用されてきました。

 

美しく光沢のある北山丸太の画像


■ 美しく光沢のある北山丸太たち

 

 また、北山杉は一般的な杉に比べ、手間暇をよりかけて育てられるため、北山杉林は独特の美林景観を形成しており、ノーベル文学賞を受賞した故川端康成の作品「古都」において登場し、たびたび映像化されるなど、全国的な知名度を有しています。 

 

 

北山美林景観(左)、北山丸太を磨く砂を採取する菩提の滝(右)

■ 北山美林景観(左)、北山丸太を磨く砂を採取する菩提の滝(右)

 

 

最近の主な取組

近年においては、北山杉、北山丸太を後世へ伝えていくべく、下記の様々な取組が行われています。

◆  昭和41年

「北山杉」を「京都府の木」として選定

◆  平成10年

「北山丸太」を京都府の伝統工芸品に認定

◆  平成17年

「北山丸太」を「京都市の伝統産業」に認定

◆  平成17年

北山丸太業界において、統一のブランドラベル制度の制定及び実施

◆  平成18年

地域団体商標として「北山丸太」を登録(京都北山丸太生産協同組合、京北銘木生産協同組合が共同で取得、管理運営は京都北山丸太連合会)

  平成20年

 地域団体商標として「北山杉」を登録(京都市森林組合ほか4森林組合が共同で取得、管理運営は京都北山丸太連合会)


 これらのほかに本市では、公共建築物において北山丸太製品の導入や、住宅のリフォームをされる市民の方々を対象とした「みやこ杣木」供給事業において、市民の皆様に北山丸太製品の特徴ある肌合いに触れ親しんでいただく機会を設けています。

壁に面皮付き板を使用した市立中学校(下京区)の音楽室の画像

■ 壁に面皮付き板を使用した市立中学校(下京区)の音楽室

 

 

北山丸太製品が持つ木肌の丸みを生かした一般住宅での使用事例の画像

■ 北山丸太製品が持つ木肌の丸みを生かした一般住宅での使用事例

 

※写真の一部は、北山丸太生産者団体からの提供

 

(参考ホームページ)

お問い合わせ先

産業観光局 農林振興室 林業振興課
電話:075-222-3346 ファックス:075-221-1253

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