本郷真紹委員による講演　京（みやこ）まなびミーティング（令和5年6月）

　令和5年6月30日に、京都アスニ―の「アスニー特別講演会」として、本郷　真紹(ほんごう　まさつぐ)　委員（京都市社会教育委員、学校法人立命館理事補佐、立命館大学文学部特命教授）に「八幡神と古代の王権」というテーマで御講演いただきました。

　八幡神は、現在の大分県宇佐市にある、全国の八幡神社の総本宮である宇佐神宮に祀られている神様で、武家の守護神とも言われています。京都にある石清水八幡宮は宇佐神宮と並んで「日本三大八幡」の一つに挙げられます。

　今回の講演では、古代の朝廷にも多大な影響を与えた八幡神について、奈良時代から平安時代初期の王権との関わりについてお話しいただき、会場の皆様は非常に熱心に聴き入っておられました。

【講演内容】

（1）豊前・宇佐八幡神

（2）聖武天皇の不予と八幡神

（3）聖武天皇の退位・出家と八幡神の勧請

（4）八幡神の詐託をめぐる問題

（5）称徳朝の成立と八幡神

（6）宇佐八幡神託事件

（7）八幡大菩薩の成立

（8）石清水八幡宮創建