学校教育活動における生成AIの利用について
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2023年7月12日
学校教育活動における生成AIの利用について
現在、京都市立学校では生成AIの利用を原則として制限しており、校内のネットワーク環境での利用だけでなく、一人一台端末(GIGA端末)を自宅等のネットワークに接続した場合でも、生成AIを自由に利用することはできません。
※各学校で特色ある取組を進めている市立高校はこの限りではありません。
そうした中、令和5年7月4日付けで文部科学省から「初等中等教育段階における生成AIの利用に関する暫定的なガイドライン」(以下「ガイドライン」。)が通知されました。
ガイドラインでは、現時点では、活用が有効な場面を検証しつつ限定的な利用から始めることが適切とされたうえで、活用事例の蓄積を進めることも必要とされているところです。
本市としても、引き続き子どもの情報モラルを含む情報活用能力の育成に取り組むとともに、今後、必要な教員研修等も含めた対応を進めてまいります。
長期休業期間の課題等について(文章作成に関わるもの)
長期休業期間には、読書感想文や日記、自由研究、レポート等を課題として課したり、各種のコンクールへの応募などを推奨したり、課題として課すことがあります。
文部科学省のガイドラインでも示されておりますが、AIの利用を想定していない課題に取り組む際に、
・児童生徒が、生成AIによる生成物をそのまま自己の成果物として応募・提出することは不適切な行為に当たります。
・生成AIの安易な利用は、活動を通じた学びが得られず、児童生徒自身のためにもなりません。
・主な生成AIサービスの利用規約には年齢制限が定められており、児童生徒の利用は認められないか、又は保護者同意がなければ認められません。(下記参考を参照。)
保護者のみなさまも、お子様が生成AIの不適切な使用を行うことがないよう、各ご家庭で話し合っていただくなどのお取組をお願いいたします。
(参考)主な対話型生成AIの利用規約上の年齢制限(令和5年6月30日時点文科省調べ)
- ChatGPT(OpenAI)
…13歳以上。18歳未満の場合は保護者同意が必要。 - Bing Chat(Microsoft)
…成年であること。未成年の場合は保護者同意。 - Bard(Google)
…18歳以上。
お問い合わせ先
教育委員会事務局指導部学校指導課
電話:075-222-3851
ファックス:075-231-3117