水泳指導の安全管理について

　平成24年7月，養徳小学校の夏季休業期間中の水泳指導において，1年生女子児童の命を失わせるという大変痛ましい事故を受け，京都市教育委員会では，直接的な事故原因の究明と再発防止を徹底するため，御遺族とも話し合いを重ね，平成25年7月，第三者調査委員会を設置いたしました。

　19回に及ぶ会議を始め，69人の児童に御協力いただいた再現検証の実施や，児童・保護者・教職員・関係各機関への聴き取りなど，約1年にわたる活動を経て，昨年7月，調査報告書が提出されました。報告書では，事故原因の分析に加え，医学的な側面や水泳指導者の立場から，事故の再発防止について多岐にわたる御提言をいただきました。

　本市では，平成25年3月，独自の調査・検証により確認した課題にもとづき，「小学校における水泳指導の手引」と「小学校の水泳指導における安全管理指針」を策定し，安全管理を徹底しているところですが，報告書の提言を受け，下記のとおり，さらなる再発防止策に取り組んでおります。

　平成25年3月に策定した「小学校における水泳指導の手引」及び「小学校の水泳指導における安全管理指針」は，令和2年度から全面実施となる新学習指導要領にあわせて令和2年3月に改訂いたしました。