京都市立高等学校スクール・ミッション
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2021年9月29日
スクール・ミッションの改定について
京都市は、1200年を超える歴史と文化を継承しながら、未来を見据えて絶えず新たな価値を創造してきた都市である。明治維新による衰退の危機においても、「まちづくりは人づくりから」の精神の下、番組小学校創設など教育の振興に注力し、まちの再生と発展を果たしてきた。
京都市立高等学校(以下「市立高校」)では、この「ひとづくり」を基盤とする学校文化と、時代の変化を先取りする改革の歩みを受け継ぎ、「京都市立高等学校21世紀構想委員会」答申に基づく四半世紀にわたる取組を通して、常に京都と全国の教育を牽引してきた。また、令和3年9月には「京都市立高等学校スクール・ミッション」を策定し、市立高校としての存在意義や社会的役割を再定義することで改革を加速させた。
一方で、未来に目を向ければ、人口減少の加速度的な進展や、予測を超える技術革新の連続、人々の価値観の変容や多様化の進展など、社会環境の大きな転換を見通すことができる。こうした予測の下、本市では2050年までのまちづくりを展望した「京都基本構想」が策定され、国においても2040年に向けて主に公立高校改革の方向性を示す「高校教育改革に関する基本方針(グランドデザイン)」が示されている。
高校を取り巻く環境が絶え間なく変貌していく中、これからの時代における市立高校という学校群の存在意義と果たすべき社会的役割を示し、未来に向けた挑戦の指針とするため、「京都市立高校スクール・ミッション」を以下の通り改定する。
(令和8年9月 京都市教育委員会)
京都市立高等学校スクール・ミッション
Ⅰ 全ての生徒が自分らしく学び、希望を持って未来に踏み出せる学校
京都市立高校は、技術革新や社会変革が加速する社会の中にあって、自らの意志で探究的に学びと向き合い、多様な他者との協働を通して価値を創造し、幸福な個人として未来社会の発展に寄与できる力を生徒に育むことを使命とする。そのために、生徒の学習者としての自立を支え、社会の一員として成長していく歩みに寄り添い、主体的なキャリア発達を支援する。
また、普通科に加えて工業や美術工芸、音楽、その他の多彩な専門学科と学び直しの課程を幅広く有し、中学生一人一人の学習ニーズに的確に対応するとともに、多様な個性・背景を持つ生徒を包摂し、全ての生徒が互いを認め合い、自分らしく学び活躍できる場としてその役割を果たしていく。Ⅱ 「学藝の府」京都に学び、京都を共にかたちづくる学校
京都市立高校は、世界有数の「学藝の府」京都の懐で育まれてきた。悠久の自然と深い歴史・文化をはじめ、大学・研究機関の集積や産業界の創造力、多様な国際交流など類稀な都市特性の数々を教育資源として活用し、幅広い教育活動を展開することで生徒の豊かな学びを実現する。
同時に、義務教育段階の学びの質向上への貢献や、大学や産業界、地域社会との幅広い協働、それらを通した未来社会を担う人材の育成・輩出により、これからの京都のまちづくりの一端を担い、世界文化自由都市宣言の掲げる理想の実現や、国際協調の下での世界の持続的な発展に貢献していく。
Ⅲ 各校が輝き、その魅力を結集させ、教育の本質に根差した挑戦を続ける学校群
京都市立高校は、先人から受け継がれてきた学校文化と進取の気風を継承し、豊かな教養と高い専門性を併せ持ち自らも学びと成長を楽しむ教職員集団の下、生徒一人一人に焦点を当てた優れた教育実践により自校の魅力を磨き、独自の価値を創出していく。そして、学校間の連携と教育資源の共有により京都市立高校総体の教育力を最大化していく。
そうした基盤の下に、どのような時代においても常に生徒の最善の学びと市立高校ならではの強みを問い続け、府立・私立高校と互いに高め合いながら、京都で学ぶ全ての生徒が輝く教育実践を積み重ね、京都の教育全体を高めていくことに寄与し、教育改革を先導していく。
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教育委員会事務局 指導部 学校指導課
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