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【17】西総合支援学校の取組

ページ番号276732

2023年4月19日

※学校ホームページはこちら外部サイトへリンクしますをご覧ください。

「新たな地域の創造 ~学びと育みの場づくり~」


 本校では、開校当初より地域で学ぶということを大切にしてきました。それぞれの子ども達が、自分の居住地域で「こうしたい」「こうありたい」という願いを実現しながら、社会参加し、自己実現を図るための取組を大切にしてきました。また、学校の芝生グラウンドを地域の皆様に開放し、スポーツや遊び等の活動を通して、障害のある人と地域の皆様との交流の拠点になることを目指した「芝生まつり」という催しを毎年実施し、多くの皆様にご来校いただき交流を深めてきました。 

 本校の学校運営協議会では、「新たな地域の創造~学びと育みの場づくり~」をテーマに、子どもたちが積極的に参加・貢献していくことができる「共生社会」の実現を目指し、地域との「連携・協働」と「双方向の援助」による市民ぐるみ・地域ぐるみの学校づくりを行っています。そのため、「芝生まつり」、「校区地域交流会」、「サマースクール」、「ボランティア養成講座」等、さまざまな取組を実施しています。今後も、全ての子どもにとって学びやすく暮らしやすい地域づくりを推進するため、ご支援をよろしくお願いいたします。

 


「玄関ギャラリー ~子ども達のさまざまな可能性を伸ばすために~」


 本校では、児童生徒の作品を展示するために玄関ギャラリーを設置しています。このギャラリーは、子どもの「興味関心」「好きなこと」を活かした才能が卒業後に開花し、アーティストとして活躍されるようになったことを知ってほしいという思いで設置しています。その卒業生は、幼少期からロゴを好み、様々な玩具でロゴを表現していました。小学部の頃からクレヨン等でロゴを描くことも始め、中学部の頃には紙をロゴの形に切り抜き台紙にセロハンテープで貼る制作を好むようになりました。現在も制作を続けておられ、今や作家として、天才アートKYOTOで活躍され展示会に出展されたり、フランスでもアーティストとして活躍されるようになりました。
 私たちは、創作活動だけでなく全ての教育活動において、「才能にあふれた逸材がすぐそばにいるのに、気づかず見過ごしているかもしれない!」と日々振り返り、子どもたちのさまざまな可能性の芽を伸ばすことができるように取り組んでいきたいと思っています。その環境を整えるためのご支援をよろしくお願いいたします。


「コミュニケーション指導の充実 ~自分らしく輝くために~」


 本校では、自分の思いや気持ちを、自分の「できる」ことを活かして、自分から発信できる力を育むため、コミュニケーション指導の充実に取り組んでいます。視線(眼球の動き)でパソコンを操作できる「視線入力ソフト」を始めとしたさまざまなICT機器やAAC(拡大代替コミュニケーション)機器、教材を活用し、PECS(絵カード交換式コミュニケーションシステム)や国リハ式<S-S法>等を積極的に取り入れて学習に取り組んでいます。
 コミュニケーション指導を通して、私たち教職員が改めて感じていることは、「単に子ども達が自分の思い等を伝えられるようになるだけでなく、子ども達の日頃の行動や生活全般が大きく変容する」ということです。コミュニケーション行動が充実することで、子ども達は穏やかになり笑顔が増えます、いろいろなことに自分から進んで取り組もうとする姿が見られようになります、本来の自分らしさを発揮して自信を持って行動できるようになります。
 今後も、子ども達が自分の思いや気持ちをさらに伝えることができるように取組を充実させていきたいと思っていますので、ご支援をよろしくお願いいたします。


「プログラミング学習 ~自ら課題を解決する力を育むために~」


 本校では、プラスチック製組み立てブロックのロボットを活用した「プログラミング学習」を実施しています。ブロックで作ったロボットを、タブレット端末上で指令カードを自由に並べて、動きをコントロールします。微調整を繰り返して、課題の達成に近づけます。高等部から開始した学習を中学部や小学部に広げ、「プロぐるぜ!!」とネーミングして、楽しみながら取り組んでいます。

 「プログラミング学習」に取り組むことで、自ら抱くイメージに向かって自ら考え実行する力、筋道を立てて考える力、期待する結果になったかを自分で判断して調整する力等を高めてほしいと考えています。また、ともに活動する友だちのロボットの動きや手順を見ながら、お互いの意見を伝えあうことで、新しい考えを取り入れながら課題に向かう力も伸ばしてほしいと思っています。
 取組を進める中で、自信をつけて積極的に取り組む姿や、友だちとやりとりしながら、教え合い、認め合う様子が見られるようになりました。今後もこれらの力を高めるために、継続的、発展的に取り組んでいきたいと考えていますので、ご支援をよろしくお願いいたします。

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電話:075-222-3767

ファックス:075-256-0483