スマートフォン表示用の情報をスキップ

「雨庭」とは...

ページ番号291580

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

2021年11月19日

「雨庭」について

 「雨庭」は,地上に降った雨水を下水道に直接放流することなく一時的に貯留し,ゆっくりと地中に浸透させる構造を持った植栽空間です。

 アスファルトなどに覆われた都市空間では,地上に降った雨はほとんど地中に浸み込むことなく排水されていきます。雨庭は,道路上に溢れる雨水を一時的に溜めることで氾濫を抑制し,地下水を涵養することで健全な水循環に貢献します。また,このような雨水流出抑制の効果に加え,修景・緑化,水質浄化,ヒートアイランド現象の緩和などの効果も期待されることから,近年広まりつつある「グリーンインフラ※」の一つとして注目されています。

※グリーンインフラとは

 社会資本整備や土地利用等のハード・ソフト両面において,自然環境が有する多様な機能(生物の生息・生育の場の提供,良好な景観形成,気温上昇の抑制等)を活用し,持続可能で魅力あるまちづくりを進めようという考え方

雨庭のイメージ


 雨水を地中に浸透させやすくするため,植栽の周辺に,砂利などを敷き詰めた「州浜」を設けています。砂利などは,深いところで約50cmの厚みがあり,砂利の隙間に雨水を一時的に貯留しておくことができます。また,四季を感じられるよう,様々な植栽も植えられています。


 道路の縁石の一部を「穴あき」のブロックに据え替えることで,歩道上や直接雨庭内に降った雨水だけでなく,車道上に降った雨水も雨庭の中に取り込みます。

雨庭の雨水流出抑制機能

特徴1 :集水

  水が浸透しない舗装面などに降った雨水を集める。

特徴2 :貯留

  集めた水を一時的に貯める浅い窪地などを備えている。

特徴3 :浸透

  貯めた水をゆっくりと地中に浸透させる。

水害の解決に向けた提案としての雨庭

 近年,ヒートアイランド現象や豪雨などによる水害が問題となっています。ヒートアイランド現象は,郊外に比べ,都市部での気温が高くなる現象のことです。都市部では暖められたコンクリートなどによる空気の加熱,建物などからの排熱などにより,昼夜を通して気温が高い状態が続きます。また,近年の豪雨は下水道の処理能力を超え,河川への排水ができずに各地で冠水などの被害をもたらすことが珍しくなくなってきています。

 以上のような問題を解決する一つの形が雨庭です。雨庭は,水が浸透しない道路などの舗装された場所に降った雨水を集め,一時的に貯める浅い窪地などを備え,土壌にゆっくりと浸透させる仕組みを持ちます。

 更に,デザイン性を兼ね備え,街中では身近な庭園として楽しむことができるといった側面も持ちます。

本市の雨庭整備事業について

 京都では,雨庭の機能を取り入れた美しい庭園が,寺社などで古くから造られてきました。本市では,そのような庭園文化を継承している京都の造園技術力を活かし,道路上などの公共用地を中心に雨庭の整備を進めています。

 平成29年度,本市事業として初となる雨庭を四条堀川交差点の南東角に整備しました。「どこを見ても庭園のように設えられている」緑の文化首都・京都を目指し,京都の庭園文化を活かしつつ,雨水を一時的に貯留し,ゆっくり地中に浸透させる構造を持った緑の空間「雨庭」を整備しています。


※詳しい内容は,以下のページを御覧ください。

  雨庭の整備実績(H29~)

雨庭の歴史について

アメリカでは

 1990年,アメリカ合衆国のメリーランド州で,下水道の負荷軽減,水質浄化,地下水涵養(自然にしみこむように養成すること)などを目的とした治水対策の一つとして生み出されました。

日本では

 相国寺(京都市上京区) 1382年 足利義満 建立

 銀閣寺や清水寺のように山の中腹あるのではなく,まちなかの平らな地形にあるお寺。庭園には,敷き詰めた小石などで流れを表しており,普段は水が無いものの,大雨が降ると流れ込んだ雨水が数十センチたまり本物の流れのように見えることがあります。水はけが良いこともあって,やがて雨水は地中に浸み込んでいきますが,庭の堀り込みが雨水を一時的に貯留する機能を持っています。

雨庭の日頃の管理について(ボランティア募集)

京都市街路樹サポーター制度

 整備後の雨庭の管理は,本市が年2回の除草作業を行うものの,日頃の管理が十分に行き届かない状況です。そこで,雨庭の周辺や地域にお住いの皆さんによる「京都市街路樹サポーター制度」を活用したボランティアを募集します。

 本市ではこれまでから,街路樹とその周辺部の美化や緑化に取り組んでいただく街路樹サポーターの皆さんとの協働を推進しています。雨庭についても街路樹の一部であることから,今後も美しい雨庭を保全し楽しんでいただくため,是非,皆さんの御協力をお願いいたします。

 ※既に街路樹サポーターが結成されている箇所があるため,事前に「みどり政策推進室」までお問い合わせください。

 ※詳しい内容や手続き等については,以下のページを御覧ください。

   京都市街路樹サポーター制度

このページに対してご意見をお聞かせください

このページは役に立ちましたか?
このページは見つけやすかったですか?

お寄せいただいたご意見は,今後のホームページ運営の参考とします。

お問い合わせ先

京都市 建設局みどり政策推進室

電話:075-222-4114

ファックス:075-212-8704

フッターナビゲーション