Q&A 連続立体交差事業とは
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2020年1月17日
連続立体交差化とは,鉄道の一定区間を高架化または地下化し,多数の踏切道の除却及び道路の立体交差化を一挙に実現することです。
Q 連続立体交差事業とは,どのような事業?
A 道路と鉄道は,都市を支える交通基盤として大きな役割を担っていますが,交通量の増加に伴い,まちに数多く存在する踏切は,交通渋滞を引き起こす大きな原因となっています。
踏切がなければ,車がスムーズに流れるのに。遮断機がこんなに長く閉まってなかったら,もっと早く目的地についたのに。そう思われたことはありませんか。
連続立体交差事業は,こうしたことを解消するため,鉄道を高架化または地下化することにより,道路と鉄道を連続的に立体交差化する都市計画事業です。これにより複数の踏切道を除却できる等,様々な効果があります。
Q その効果は?
A
- 多くの踏切を一度に除却することにより,交通渋滞を解消し,自動車や人の流れを円滑にします。
- 踏切事故をなくし,交通の安全性を高めます。
- 鉄道によるまちの分断が解消されます。
- 高架下は,駐輪場などにも利用できます。
- 道路や駅前広場をあわせて整備することにより,交通アクセスの改善が図れます。
- あわせて鉄道の複線化や駅施設の改良を行うことにより,輸送力の増強や利用者の快適性の向上が図れ,高齢者や障害のある方にも優しい駅施設の整備が行われます。
Q 鉄道を工事するのに,道路を整備する事業なの?
A 連続立体交差事業は,交通渋滞の解消やまちづくりに役立つことから,道路整備の一環として,京都市が事業主体となり,実施するものです。また,高架構造物に沿って,必要な区間に側道と呼ばれる道路を設置し,日照・騒音・振動問題にも対処しています。
なお,道路環境を快適にすることが目的であることから,ガソリン税・自動車重量税等を財源とした国庫補助事業により整備を行っています。
Q 事業の費用負担は?
A 都市側と鉄道側の両者で費用を負担し実施します。また,事業費のうち高架施設費については,15~4%(京都市域は10%)を鉄道事業者が受益相当分として負担し,これを除く都市側負担は,国庫補助金(補助率1/2)及び京都市の一般財源などでまかなわれます。
Q 京都市での整備箇所は?
連続立体交差事業をはじめその他の手法によっても,交通渋滞の解消を図る事業を実施しています。
お問い合わせ先
京都市 建設局道路建設部道路建設課
電話:075-222-3577
ファックス:075-213-0559