第4回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」資料
ページ番号65603
2009年7月16日
第4回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」配布資料
第4回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」を平成20年11月19日(水曜日)に開催しましたので,当日の配布資料を掲載します。
配布資料
次第(ファイル名:shidai.pdf サイズ:83.96 キロバイト)
座席表(ファイル名:zasekihyo.pdf サイズ:83.53 キロバイト)
「京都水族館(仮称)整備構想」へのご懸念に対する基本的な考え方(オリックス不動産株式会社)(ファイル名:orix.pdf サイズ:213.70 キロバイト)
「京都水族館(仮称)整備構想」へのご懸念に対する基本的な考え方(京都市)(ファイル名:kyoto.pdf サイズ:191.72 キロバイト)
諮問文(ファイル名:shimonbun.pdf サイズ:1.51 メガバイト)
渡邊委員作成資料(ファイル名:iinsakuseisiryo.pdf サイズ:628.11 キロバイト)
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第4回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」摘録
第4回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」議事摘録
○ 日時 平成20年11月19日(水曜日) 午後6時~8時
○ 場所 職員会館かもがわ 2階 中会議室
○ 出席者 森本委員長,真山委員,荒川委員,木田委員,村岡委員,渡邊委員
<オリックス不動産株式会社>
金谷彰大 常務執行役員運営事業本部長
三坂伸也 運営事業本部水族館事業部長
久保田博 運営事業本部水族館事業部開発課長
<京都市>
(建設局) 山﨑局長,芹田水と緑環境部長,伊豆緑政課長,奈須緑政課担当課長
(総合企画局) 西出政策推進室長,安河内政策調整課長
○ 内容
1 開会
2 提案内容の審議
(1) 「京都水族館(仮称)整備構想」へのご懸念(市民意見からの抜粋・要旨)に対する基本的な考え方
○ 提案者より資料2「提案者の基本的な考え方」について説明
<補足説明>
1 環境(1)環境負荷(1)について
水の使用量は1日約30tであるが,この数字は一度に必要な水量ではない。また,水族館の延床面積は14,000㎡を想定しているが,同一規模の事務所を建設した場合,従業員がトイレで使用する水量は1日約120t~200t必要になる。
水族館の場合には,来館者が使用される水の量がこの位必要ということになり,水族館の水槽への補給や水処理設備の洗浄等のために必要な水の使用量が約30tという数値であり,一桁少ない数値である。
1 環境(2)緑・自然(1)について
水族館の計画地においては,樹木を外構として活用することにより,違和感のない仕上がりにしていきたい。
5 施設(1),(2),(3)について (別紙「イメージ写真」を委員に配布)
建物の高さは最大で17mで,建物の高さに凹凸をつけていきたいと考えている。一部はこの高さになるが,その他の部分はだいたい10mから15mまでの高さをイメージしている。階数は3階程度(通常の建物ではもう少し階数は増える)を考えている。建物の東西方向は140m位になると考えている。
<質疑応答>
(委員長)
敷地面積は10,000㎡,延床面積が14,000㎡とあるが,建築面積はどの位か。
(提案者)
建築面積は6,000㎡程度を考えている。
○ 京都市から資料3「京都市の基本的な考え方」について説明
○ 質疑応答
(委員)
駐車スペースが狭いという感じがした。歩いてまわってもらう,公共交通機関の活用が前提ということは理解できるが,京都で暮らしていると,ちょっとしたところでも車で出かける印象を受ける。京都駅から徒歩で15分かかるということだが,京都駅まで出て,シャトルバスで行くという手段は有効に活用するのだろうか。そんなことをするのなら,子供もいるし,マイカーで行こうと考えるのが普通ではないか。京都市でも駐車場を整備するとあるが,どの程度の整備ができるのかが見えてこない。その辺りが心配である。
(事務局)
家族で来館される方は,車の利用が想定される。梅小路公園には現在200台の駐車場があるが,当然それだけでは足りない。ただし,平成17年の「全国都市交通特性調査」の結果を見ても,京都市の中心部或いは南部にレジャー目的で出かける場合,マイカーの利用率は21%から33%で約3割弱である。200万人がどの時期に来られるのかも併せて,どの程度駐車場が必要かについて検討しているところである。京都市の政策としてバスの利用も掲げており,その辺りとの兼ね合いで数字を算定している。今の公園の利用のピークは5月連休であり,夏近辺の利用率が低い状況である。水族館のピーク時の対応をどうするかは,市全体の交通政策等の中で十分協議していきたい。
(委員)
水族館を建設する場合,京都市が土地を提供することになるが,京都市にとっては大切な財産である。さらに京都市は財政で困窮している状況である。「土地使用料は,体験学習機能を有する都市公園法上の社会教育施設であるなどを考慮して,適正な価格を設定する。」というのは当然そのとおりであり,安い価格で土地を貸し出すというのは財政上許されないのではないか。適正な価格で話を進めてほしい。
(事務局)
使用料は具体的には決定していないが,市の貸付基準に従ってもらうことになる。公共性があって教育的な施設の要素もあるので,使用料の減免も検討していく。極めて安い価格ではなく,標準の半額程度で協議していきたい。固定資産税や事業所税等の公租公課の関係については一切減免をしない予定である。
(委員)
公園から北側の方角を見た時の景観があまり良くないので,建物のデザインが良ければ,景観も良くなるのではないか。イメージ写真の建物の部分を除くと,京神倉庫の雑多な部分が見えてくる。凹凸等により高さに変化を入れた建物であれば,また緑があれば,景観的に問題ないのではないか。駐車場についてであるが,来館者は駐車場の台数に応じて来館するのではない。500台の駐車スペースを用意したとしても,それをはるかに超える車で来館する可能性がある。それだったら中途半端に駐車場を作らない方がいい気もする。「水族館へは車では行けませんよ。」という割り切りも必要なのではないか。
(委員) ※ 委員よりスケッチ資料2枚に基づいて発言
提案者が予定している建設地は,広大な場所から見たらほんの一部である。
道路については,公園北側の木津屋橋通の道路幅員は6m位だと思う。梅小路小学校東側の壬生川通は道路幅員が5m位しかない。公園の東側には大宮通があり,その道を南側に進むと陸橋がある。木津屋橋通と大宮通の交差点の信号周辺に大型バスが縦列に並べば,バスは陸橋の最上部まで渋滞となる可能性があり,問題になるのではないか。
歩行者の安全性についても,小学生の登校時間帯は,午前8時から9時であり,時間も限定されるので車の通行を遮断するなどの対策はとれると思うが,下校時間はまちまちであり,その対策についても検討されたらどうか。
また,木津屋橋通や壬生川通では,沿道の事業所において,トラックからの荷物の積み下ろしがなされているが,道路上では行っていないと思う。水族館が実現した場合についても,そのような考慮をされたらどうか。
行事用駐車場及び行事用空地は様々な団体がイベント時に活用している。建物を建てることを許されていない。ただし,出入りは自由にできるので,お弁当を食べたり,家族連れの遊び場として活用されている。公園の管理をしている都市緑化協会は利用に厳しい制限を設けており,そのお陰で緑が守られている。管理者を賞賛したい。
2枚目の絵は水族館をイメージしたものであるが,景観,調和が必要である。公園の芝生広場周囲は回遊式庭園になっており,西端に池や四阿,東側には区民の森,南側には梅林もある。梅林は下京区生誕120年で120本植えた。公園内の景観を大事にしてほしい。せめて建物については,公園側だけでも園内の景観に配慮してほしい。石畳を活用して純日本風にして,緑化も行ってほしい。水族館なので,滝も作ってほしい。
(委員長)
委員の絵の水族館のラインと,オリックスのイメージ写真の水族館のラインは合っているか。
(事務局)
委員の絵の中で行事用駐車場と書かれている部分は,オリックスのイメージ写真の中で記されている水族館の左横の現在,アスファルトの平地になっているところである。バックヤードとして検討されることになる箇所である。この公園は地域に支えられており,各種行事もできるだけ今までと同じように行ってほしい。水族館の建設が認められれば,建築計画において配慮を求めていきたい。
それから,通学路の話が委員から出されたが,木津屋橋通は道路幅員が平均6mであり,子供たちが安全に歩ける歩行者スペースを求めていきたい。通学時間帯は開園時間とも重なるが,地域の生活や子供たちの安全を優先し,資材の乗り入れに対する配慮も求めていきたい。
(委員長)
バリアフリーについてであるが,公園内の石畳は,公園として整備する前のJRの敷地だった時代のものを採用している。車椅子の通行には適さないが,デザイン的にはよくできていると思う。施設整備の考え方について検討していくべきである。
外国人客がアクセスされる場合の配慮も必要である。
水族館については,有料施設になれば,小中学生はなかなか入ることができない。有料施設と無料施設との仕切り,兼ね合いを考えてほしい。石川県金沢市に「金沢21世紀美術館」という美術館があり,まだ新しいが,なかなか評判がいい。市民が無料で入ることのできるスペースを設けており,買い物帰りの方や,子供も自由に出入りできる。公園の利用の目的として,この部分の検討が大事である。
(提案者)
有料施設と無料施設との兼ね合いについては,同感である。今後どうしていくのか,様々な方法があり,しっかりと考えていきたい。
(委員)
イメージ写真を見て,梅小路小学校を思い浮かべた。子供の通学時間と水族館の営業時間が重なった場合,登校時はいいが下校時が問題となる。地域の方も現在でもまちかどに立たれて子供たちの安全の確保に協力しているが,しかし,人が多ければ良いということではない。車の往来も多くなれば,地域の方はやはり安心・安全に目を配る。子供たちが安心して通れる歩道の整備を行ってほしい。
また,公園から北の方角には,平安中学,平安高校があり,バスなどの公共交通機関を利用する子供以外にも,歩いて通学する子供,自転車通学の子供もいる。京都市は学園都市だと考えられるので,大型バスによる事故が起こることは絶対にないようにしてほしい。
水族館のプログラムについては,チャレンジ学習などの体験型活動を取り入れ,今まで子供たちがしたことがないようなことを体験させて,ボランティアでも何でも結構なので,子供たちが関われるイベントをぜひ行ってほしい。
(委員)
観光バスの駐車場はどうするのか。今のJR山陰線西側の駐車場では,水族館までのアクセスがとても遠いと思う。シャトルバスなどは出すのか。
(事務局)
水族館が認められたとしても,大型バスは現在の駐車場を活用することになると考えている。現在も大宮通や芝生広場まで行くにしても,園内の移動は徒歩である。
(委員)
それだと,大型バスの駐車場からはとても遠いので,水族館に来るまでにとても疲れてしまう。
(事務局)
木津屋橋通にも現在でもバスは入っているが,安全面にも配慮すれば,駐車場にバスが入る前にこの沿道で先に来館者に下りていただいてというようなことは考えられていない。水族館が認められたら,受入口を七条通や大宮通に面した部分でどのように考えていくのか,交通管理者である京都府警とも相談していきたい。バスの駐車場が水族館横にできるということは,提案もない中で,今の段階ではお答えできない。
(委員長)
水族館の事業期間はどのくらいを想定しているのか。
(提案者)
明確に何年というものはないが,数年レベルではなく,15年とか20年という期間を希望している。これからの話になってくるが。
― 公開部分終了。以降は非公開 ―
(2) 経営計画の妥当性について
非公開での審議のため,内容については公表できません。
3 閉会
次回は12月中を予定
お問い合わせ先
京都市 建設局みどり政策推進室
電話:075-222-4114
ファックス:075-212-8704