第1回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」資料
ページ番号65599
2009年7月16日
第1回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」配布資料
配布資料
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資料2(ファイル名:siryou2.pdf サイズ:108.90 キロバイト)
資料3(ファイル名:siryou3.pdf サイズ:75.47 キロバイト)
資料4(ファイル名:siryou4.pdf サイズ:134.90 キロバイト)
資料5(ファイル名:siryou5.pdf サイズ:276.87 キロバイト)
資料6(ファイル名:siryou6.pdf サイズ:74.81 キロバイト)
別紙1(ファイル名:bessi1.pdf サイズ:174.44 キロバイト)
別紙2(ファイル名:bessi2.pdf サイズ:186.92 キロバイト)
別紙3(ファイル名:bessi3.pdf サイズ:865.45 キロバイト)
参考資料(ファイル名:sannkou.pdf サイズ:123.19 キロバイト)
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第1回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」摘録
第1回「京都水族館(仮称)整備構想検討委員会」摘録
○ 日時 平成20年9月3日(水曜日) 午後4時から午後5時10分
○ 場所 京都市役所本庁舎 1階 E会議室
○ 出席者 荒川委員,木田委員,真山委員,村岡委員,森本委員,渡邊委員
京都市 門川市長
(建設局) 山﨑局長,芹田水と緑環境部長,伊豆緑政課長, 奈須緑政課担当課長,小林緑地管理課長
(総合企画局)西出政策推進室長,安河内政策調整課長
○ 内容
1 開会
2 市長あいさつ
皆様方には,御多忙中にもかかわらず本委員会の趣旨を御理解いただき,委員への御就任を快くお引き受けいただいたことに,心から御礼申し上げます。公園敷地における民間事業者による水族館の建設については,京都市の設置許可が必要となり,皆様方から公正,厳正にあらゆる角度から御審議を頂き,御意見を賜りたいと思いますので,よろしくお願い致します。
かねてから京都は内陸都市であり,子どもたちは海の自然に親しむことができませんでした。青少年科学センターに小さな施設があり,大変人気があり,子どもたちに素晴らしい海の自然,環境を味あわせたいと思っておりました。現在,環境問題が非常に大切になってきています。海と森と都市は深く結びついており,海が荒れれば,森が荒れれば,人間や生物は育ちません。
梅小路公園には,いのちの森があり,大都市の真ん中に人工的ではありますが,海の自然が生まれれば,子どもたちが海と森の環境を学ぶことができます。同時に,京都に年間を通じて来られる年間5000万人もの観光客の方にも学んでいただくことができます。
最後になりますが,財政事情が厳しい日本,京都であります。民間の知恵,民間の資本でもって,京都市民にも,そして全国から来られる方々にも満足度の高い京都を感じていただければ良いのではないかと思います。私自身は良い提言だと思っております。どうぞ慎重に御審議いただいて,御意見を賜りたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
3 委員紹介,京都市側出席者紹介
4 委員長選出
推薦により森本委員を委員長に選出
森本委員長が真山委員を職務代理者に指名
5 諮問
市長から森本委員長へ諮問文を手交
6 諮問事項,提案内容について概要説明
事務局より資料説明(参考資料「都市公園法抜粋」,諮問文の写し,資料4「提案書」,資料5「市民しんぶん平成20年9月1日号抜粋」)
7 委員による議論
(委員長)
各委員に今までの説明についての御質問や御発言をお願いしたい。
(委員)
ほとんどの水族館が海に面してつくられていて,京都のように海に面さない水族館はとてもユニークな試みである。それだけにかなり無理をしているのではないのかと思うが,そのあたりはそうではないという説明を,市民の納得できるような形でこの委員会で審議を進めることが重要である。
(委員)
京都に水族館ができるという話が計画として出された経緯について,教えてほしい。オリックス不動産株式会社からの提案があったのを受けてとだけ聞いているが,本来は梅小路公園をどうしたいという京都市の考えがあり,オリックス不動産の提案を受けて,一緒にこうしようという考えがあるのではないか。
(事務局)
梅小路公園を開設したのは平成7年。その後,順次整備を行い,平成10年に整備を完了した。平成6年に開催した全国都市緑化フェア以降,京神倉庫跡地は主にバックヤードとして使用してきた。現在はたくさんの利用者があるが,隣接する梅小路蒸気機関車館の年間20万人ほどの集客を除き,開設当時の公園には多くの集客をもたらすような施設はなかったので,何とか梅小路公園を中心に活性化ができないのかという意見を京都市会からも頂戴していた。倉庫跡地については,庁内での意見であるが,公園を整備・管理・運営する立場からは,都市緑化植物園などいろんな案があった。京都市の財政上,大きな施設をつくることが難しいことから,主にイベント時に使用してきたが,公園の活性化や周辺地域への賑いを図るための検討を続けてきた。そのような中で,オリックス不動産から具体的な形としての水族館の提案を頂いた。
(委員)
今回の検討事項は,提案それ自体の良し悪しももちろんであるが,当然,京都市の中でもかなり良い立地条件であり,他に使用した場合との費用や効果についての検討,いわゆる機会費用という,そういう観点からの審議が必要である。水族館が仮にできた場合,京都市にとって,どういう効果や意義があるのか,経済的,社会的,あるいは市民生活,様々な観点があるかと思うが,検討する項目が色々とある。
(委員)
平成7年に梅小路公園ができた当時を振り返ると,避難場所,防災,これが一番の悲願だったので,防災機能を損なってもらっては困るというのが一つである。もう一つは,新江ノ島水族館で良かったから,京都ではどうかという疑問を抱いている。街中に動物園,植物園があり,新たに水族館をつくることは良い発想かもしれないが,提案者は不動産業者であり,民間業者では儲かるからやるという感覚があり,京都市は金がないけれども何かしたい,提案をありがたいと受けて,おんぶに抱っこという受け取り方もできる。それはそれで良かろうと思うが,梅小路公園は自分たちの持ち物だと思っている。なぜかと言えば,やはり下京区にあるからである。素晴らしい広さのある芝生広場で,下京ふれあいまつりもしている。今回も近接する安寧,梅逕,大内学区については,水族館が建設されるとなったとしても仕方がないと話していた。「おらが村の公園やないか。庭やないか。」と思っているので,上手に使ってほしいということを申しておきたい。
(委員)
PTA,子どもを持つ親の代表として出席している。子育て支援もしており,保護者の間では,今回の水族館の話で持ちきりである。京都には植物園,動物園があり,このうえ水族館ができたら本当にうれしいというのが,子どもを持つ親の思いである。初めは海から遠いところでできるのかと疑ったが,子育て中の親にとっては本物を見せてやれるということ,すなわち小さな水槽の中で魚が泳いでいるというのではなく,大きなところに様々な生き物がいて,こんなふうに生き物たちが生きているのだという様子を,海まで行かなくても市内で身近に見せてやれることは,親にとってありがたい。遠足でも行けるし,学習施設としても活用される。
(委員)
防災で買った土地であり,法律に抵触しないのか。
(事務局)
資料4の中の別紙1のとおり提案を受けている場所は京神倉庫跡地で,公園の一部がかかっている。当時の防災公園の位置付けとしては,別紙1の破線の少し北側の線までを防災公園として整備してきた。基本的には,木津屋橋通北側の住宅に対して不燃構造物ができ,防災機能については,広さも一定確保できており,抵触しないと考えている。
(委員長)
各委員からの御意見は,海から離れている内陸にあることの意義とともに,逆に無理していないということについての説明が必要であり,また土地利用については,機会費用という視点での指摘があり,加えて,広域避難地,防災公園という位置付けがなくなるわけではないが,一定の整理は必要ということであった。
各委員から特に指摘はなかったが,水族館といえば,海の生き物というイメージがあるのかなと思う。例えば,琵琶湖博物館は淡水魚の水族館であるが,京都にも昔は巨椋池という大きな池があり,漁業もあった。昔の文献からは京都には,サバジャコという魚が絶滅したが,いたと言われている。淡水魚という視点も京都の歴史の中では無視できないものがある。生物多様性国家戦略においても,氾濫原の自然が絶滅の危機にあると言われており,昔の京都の生き物への配慮があってしかるべきであると思う。
審議事項は色々とあるが,集中して審議をお願いしたい。それでは,今後の審議の進め方について,事務局から説明をお願いする。
(事務局)
資料説明(資料6「今後の審議の進め方」)
(委員長)
委員会の日程について,御質問をお願いしたい。
(委員)
委員会自体はこういう日程で良いのではないか。この間,事務局側が短期間で資料収集,作成等で大変かと思うが,このあたりをサポートしていただければ可能ではないか。
(委員)
次回の委員会については,委員は欠けない方が良い。
(事務局)
次回の開催日については,お手元にカレンダーをお配りしているので,都合のよろしい日に○印などの記入をお願いする。本日,事務局が回収し,皆様方の都合のよろしい日を次回の開催日としたい。
(委員長)
日程については,調整のうえ事務局から提案してほしい。その他について,事務局から説明をお願いする。
(事務局)
市民意見募集について,提案をさせていただきたい。7月16日の市長記者会見以降,既に市民の皆様からいくつかの御意見をいただいているが,市民の皆様からの御意見,御提案を十分お聞ききしたいと考えており,審議と平行して市民の皆様からの意見募集をしていきたいと考えている。委員会の審議の参考になると考えることから,委員会と京都市の連名で意見募集してはどうかと考えている。
(委員長)
市民意見の募集について,御意見をお願いしたい。
(委員)
どういう形で意見を募集するのか。
(事務局)
自由な形での意見募集を考えており,市民しんぶんへの掲載,区役所等に設置し,またホームページでの意見募集を予定している。
(委員)
PTAの皆さん方からも積極的に御意見を頂かれてはどうか。市民しんぶんやホームぺージ以外の新しい方法での意見募集を考えられてはいかがか。
(委員)
小学校・中学校・高校をリストアップし,チラシを個々に送付してはどうか。市民しんぶんやホームページでは偏ってしまう。
(委員長)
市民意見募集はよりオープンな形で実施される方が良い成果を生む。可能な限り良い方法で行ってほしい。
(事務局)
行政は既存のルートに頼りがちであるが,各階層に新たなルートを設けて取り組んでいくことと致したい。
(委員長)
まだ少し時間があるので,委員から指摘があれば伺いたいが。
(一同)
特に指摘なし
(事務局)
日程がかなりタイトであるので,資料の要求等があれば,電話でも構わないので,直接,事務局へ連絡をお願いしたい。
(委員長)
熱心に御審議いただき,ありがとうございました。第1回目は以上で終了とさせていただく。
8 建設局長挨拶
本日は熱心な御審議を賜り誠にありがとうございました。本委員会へ京都水族館(仮称)整備構想に係る公園施設の設置許可の妥当性について諮問を行うことができました。冒頭,市長も申しましたように,本委員会におきまして,梅小路公園に水族館がふさわしいかという設置許可の妥当性について御審議を賜ることは,今後の本市の施策を推進していく中で,重要な意味があると認識しております。次回以降,諮問事項に対する審議がより本格化し,活発化しますことを心から願っております。大変お忙しい皆様においては,この会議への出席自体が難しいかと思いますが,京都市民が注目している本整備構想について,今後とも熱意ある御審議をお願いします。本日はありがとうございました。
9 閉会
次回は9月中旬から下旬を予定
お問い合わせ先
京都市 建設局みどり政策推進室
電話:075-222-4114
ファックス:075-212-8704