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西京区・区民の誇りの木 西京区のみどり

ページ番号22445

2024年7月29日

西京区のみどり

 西京区は、西山山麓から桂川に至る緩やかな起状の丘陵地帯の一画を占め、川岡・桂・松尾・大枝・大原野地域からなります。旧石器時代の石器や弥生時代の土器が出土するなど、古くから人が暮らしていたところで、平安京以前から交通の要所として栄えました。

社寺の歴史とともに年輪を刻む樹木

 区民の誇りの木」に選ばれた樹木の多くは、歴史が長い社寺に育っていて、選定された81件のうち4割を占めています。また、桂離宮の樹木は世界的な評価が与えられている庭園を形づくる重要な要素となっています。日本の伝統的な建築美は、樹木とのバランス抜きには語れないことを教えてくれます。

 

桂川での紅葉狩りの写真

桂川で紅葉狩りを楽しむ人たち

旅人たちの心を和ませる緑

 西京区は山陰街道が東西に、嵯峨街道が南北に走ります。京の七口の一つとして、山城と丹波の二国を結ぶ交通の要所であり、中世には宿場として栄えました。この時代から植えられてきた旧山陰街道沿いのマツや札場のサクラなどの樹木も、誇りの木として選定されています。いにしえの旅人たちを見守り続けてきた歴史を感じることができます。

新しい町並みを彩る街路樹

 西京区には、洛西ニュータウンや桂坂など、公園や緑地、緑道が整備され、豊かな緑に囲まれた住宅地があります。これらの地域の樹木にもたくさんの推薦をいただき、10件以上の「区民の誇りの木」が選ばれました。京都では珍しいアカガシワ、ヒトツバタゴなどが選ばれています。また、たくさんの種類の街路樹も誇りの木に選ばれています。
 地域の皆さんの緑や花を大切する気持ちが、人々に安らぎや憩いを与えてくれる豊かな緑を育んできたのです。

竹林と果樹園が織りなす伸びやかな風景

 西京区の農業は、いまも主要な産業の一つで、「区民の誇りの木」に選ばれたカキやモウソウチクからは柿と筍が収穫され、その品質は高い評価を受け、各地に出荷されています。これらの竹林や果樹園はいまもよく手入れされており、次の世代に引き継いでいきたい産業であるとともに、優れた景観を形づくっています。

 

洛西福西公園の写真

洛西福西公園

お問い合わせ先

京都市 建設局みどり政策推進室

電話:075-222-4114

ファックス:075-212-8704

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