企業向けの生物多様性セミナーを開催します!<第2回・第3回>
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2024年9月11日
~先進的に取り組む企業を見学~
きょうと生物多様性センターでは、京都の伝統・文化や暮らしを支えてきた「京都の自然の恵み」を守り、次世代につないでいくため、様々な取組を展開しています。
世界では、令和5年9月に生物多様性に関する情報開示の枠組み(TNFD※1)が公開され、今後、金融機関等は投資する企業等に対して、事業活動の中に生物多様性への配慮を求めていく流れにあります。こうした情勢を踏まえ、企業に求められる役割を知り、行動変容していただけるよう、企業向けのセミナーを開催します(全4回※2)。
第2回・第3回のセミナーでは、生物多様性の保全に先進的に取り組む企業を訪問し、取組内容や取組意義、課題などの御紹介に加え、先進的な取組事例を実際に見学します。
この度、第2回・第3回の参加者を募集します。
※1 金融機関や投資家の適切な投資判断のために、企業等における自然環境や生物多様性に関するリスク・機会の開示を促すこと。
※2 本セミナーは京都商工会議所主催「京商ECOサロン」との共同開催です。第1回は令和6年9月12日(木曜日)に開催(令和6年8月26日報道発表済み)。
1 第2回:株式会社島津製作所で「島津の森」を見学しよう!
⑴ 日時
令和6年10月11日(金曜日) 午後1時30分~3時
⑵ 場所
株式会社島津製作所 メインホール
(〒604-8511 京都市中京区西ノ京桑原町1)
⑶ 交通アクセス
京都市営地下鉄西大路御池駅下車 徒歩4分
※ 公共交通機関を御利用ください。
⑷ 内容
会場にて取組事例や課題等の御紹介後、サイエンスプラザ及び「島津の森」を見学。その後、会場に戻り、企業における生物多様性保全の取組について、貫名 涼 氏(京都大学大学院 地球環境学堂 景観生態保全論分野 助教)と意見交換を行います。
⑸ 取組概要
本社三条工場内に、「島津の森」(約8,000㎡)を整備。この緑地帯は、公益財団法人日本生態系協会が開発・運営し、生物多様性の保全や回復に資する取組を客観的に定量評価するハビタット評価認証(JHEP認証)において、最高ランクのAAA評価を取得。京都の伝統文化を支える植物であるフタバアオイやヒオウギの保全に加え、フジバカマやキクタニギクなど京都にゆかりのある希少植物の育成を行うことで、工場緑地活動の一環に留まらず、山や森、街を繋ぐ貴重な都市緑地として生物多様性の保全に寄与しています。フタバアオイやフジバカマの取組は京都市の「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト」にも認定。

株式会社島津製作所
2 第3回:日新電機株式会社で「雨庭」を見学しよう!
⑴ 日時
令和6年11月8日(金曜日) 午後1時30分~3時
⑵ 場所
日新電機株式会社 日新アカデミー研修センター 1階 大研修室
(〒615-0901 京都市右京区梅津南広町8番地8)
⑶ 交通アクセス
京都市営バス南広町バス停下車 徒歩6分
※ 公共交通機関を御利用ください。
⑷ 内容
会場にて取組事例や課題等の御紹介後、「雨庭」を見学。その後、会場に戻り、企業における生物多様性保全の取組について、きょうと生物多様性センター 湯本貴和センター長(京都大学名誉教授)と意見交換を行います。
⑸ 取組概要
日新アカデミー研修センターの緑地を「生物多様性+雨庭」をコンセプトに整備。貯めた雨水を循環利用している「水景」には、その環境にあう植物を配置し、生育状況を見ながら、本社工場内で生育した希少植物を株分け移植して、生物多様性のネットワークを拡大しています。令和5年度には久世工場の緑地にも「雨庭」を整備。これらの取組は「京の生きもの・文化協働再生プロジェクト」にも認定。また、公益財団法人日新電機グループ社会貢献基金は生物多様性の保全等に関心を持つ企業と、京都府域で生物多様性の保全活動に取り組む団体とのマッチングを行う「きょうと生物多様性パートナーシップ協定制度」において第1号となる協定を締結。琴引浜での環境保全活動に取り組んでいます。

日新電機株式会社
3 申込方法等
⑴ 受付期間
第2回:令和6年9月12日(木曜日)から10月3日(木曜日)まで
第3回:令和6年9月12日(木曜日)から10月31日(木曜日)まで
⑵ 申込方法
「きょうと生物多様性センター」のホームページに掲載の申込フォーム又は「京商ECOサロン」Peatixサイトから申し込んでください。
・きょうと生物多様性センター
https://www.pref.kyoto.jp/biodic/240911_seibututayouseisemin.html
・ 京商ECOサロン
第2回 https://kyoeco241011.peatix.com 第3回 https://kyoeco241108.peatix.com
⑶ 定員
第2回:50名、第3回:30名(いずれも申込者多数の場合は抽選)
※ 参加の可否については、申込締切以降、順次メールで御連絡します。
※ 参加者が定員に達しないときは当日受付を行う予定です。その場合は「きょうと生物多様性センター」のホームページ等でお知らせします。
⑷ 参加費
無料(会場への移動費用は御自身で負担いただきます。)
4 主催
きょうと生物多様性センター運営協議会、京都商工会議所
5 共催
京都市、京都府
6 今後の開催予定
第4回:生物多様性保全に係る具体的な取組を検討するワークショップ
開催時期 1月下旬~2月上旬
報道発表資料
発表日
令和6年9月11日(水曜日)
担当課
きょうと生物多様性センター運営協議会(担当:事務局 電話:075-354-5275)
京都市環境政策局(担当:環境企画部 環境保全創造課 電話:075-222-3951)
報道発表資料
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お問い合わせ先
京都市 環境政策局環境企画部環境保全創造課
電話:075-222‐3951
ファックス:075-213-0922