令和4年度「食品ロス削減月間」の取組について
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2022年9月27日
広報資料
令和4年9月27日
環境政策局(資源循環推進課 電話222-3946)
令和4年度「食品ロス削減月間」の取組について
京都市の令和3年度の食品ロス排出量は、ピーク時(平成12年度)の9.6万トンから4割を超える減少となったものの、いまだ5.5万トンもの食品ロスが発生しています。「京・資源めぐるプラン※」では、令和12年度までに食品ロスを4.6万トンまで削減する目標を掲げており、その実現に向けて更なる取組が必要です。
そこで、「食品ロス削減月間」の10月に、市民・事業者の皆様との協働により、次の取組を実施します。
※ 「京都市循環型社会推進基本計画(2021-2030)」の愛称
1 事業者と連携した「販売期限の延長」及び「てまえどり」啓発の取組
京都市では、消費者の御理解、御協力の下、事業者由来の食品ロスを削減するため、食品小売事業者が商慣習として定めている販売期限を見直し、賞味期限又は消費期限の範囲内で従来よりも延長して食料品を販売する「販売期限の延長」の取組を推進しています。
平成29年度及び30年度の社会実験(試行的取組)を踏まえ、令和元年度から京都市内に店舗を展開している食品スーパー、百貨店及びドラッグストアに御協力いただき、販売期限の延長や食品ロス削減の啓発に取り組んでいます。
今年度は、「販売期限の延長」と合わせて、店頭での「てまえどり※」の啓発についても、事業者での取組を呼び掛けています。
8月末時点において、72事業者で「販売期限の延長」の取組を展開しており、実施事業者は順次拡大していますので、詳しくは京都市情報館のホームページを御覧ください。
※ 食品スーパー等での消費期限・賞味期限切れによる食品廃棄を減らすため、買い物する際に、使いきれる場合は期限まで近い手前の商品から購入する行為。「販売期限の延長」について
加工食品の販売期限は、商慣習として製造日から賞味期限又は消費期限までの期間を概ね3等分して設定されている場合(いわゆる1/3ルール)があり、販売期限が過ぎた食品は賞味期限又は消費期限に達する前に店舗から廃棄され、食品ロス発生の要因となっています。
廃棄削減効果
平成30年度に実施した、市内3事業者10店舗での試行的取組「販売期限の延長等による食品ロス削減効果に関する調査・社会実験」において、販売期限の延長により約32%の廃棄削減効果を確認しました。
令和2年度に新たに販売期限を延長した事業者・店舗からは、約1~3割の廃棄削減効果の報告がありました。
2 WEBサイト「食べ物の「もったいない!」を探せ! ~京都市フードロスチャレンジ」の開設【新規】
御家庭での食品ロスを削減するため、食品の買い物、保存、調理の各段階での工夫を、豆知識も交え、楽しく紹介するWEBサイトを新たに開設しました。
このサイトを本市の広報媒体で紹介するだけでなく、食品スーパー等の御協力を得て、お客様向けのホームページ、SNS,アプリ等でも紹介していただくことにより、幅広い市民(消費者)の皆様に閲覧していただきます。
<アドレス>
https://food-mottainai.com/
WEBサイトはこちらから
3 啓発ポスターの掲出
昨年度の食品ロス削減月間から、ポスター、チラシ等により、食品スーパー等で買い物する際の「てまえどり」を呼び掛けています。今年度は、購入した商品が期限切れにならないよう計画的に使いきることを呼び掛けるポスターを制作。10月以降、市政広報板、市バス・地下鉄車内へ掲示するとともに、食品スーパー等の店頭にも掲示していただきます。
「てまえどり」の啓発ポスター
4 街頭啓発キャンペーン
食品ロス削減月間において、食品ロス削減の機運を高めるため、食品スーパー、百貨店、商店街等で、市民の皆様を対象にした啓発キャンペーンを実施します。
一部の会場では、御家庭で不要になった食品を持ち寄ってもらう「フードドライブ」を実施し、集まった食品はフードバンク団体を通じて福祉施設等に寄付します。
<実施日時・会場>
各日午前10時~午後3時(※の会場を除く。)、★はフードドライブ実施会場
10月 1日(土曜日) コープ山科新十条店
10月 2日(日曜日) 藤井大丸 ※午前10時30分~午後3時
★10月 8日(土曜日) 大丸京都店
10月 9日(日曜日) コープさがの
★10月15日(土曜日) 伏見大手筋商店街 ※正午~午後4時
10月16日(日曜日) ゼスト御池
★10月22日(土曜日) 京都駅前地下街Porta
10月23日(日曜日) コープらくさい
★10月29日(土曜日) 七条商店街(エビスク七条)
★10月30日(日曜日) 西七繁栄会(西大路七条東側)
※ 新型コロナウイルスの感染状況等により変更・中止となる場合があります。
昨年度のキャンペーンの様子
5 京の食品ロスゼロ検定
食品ロスの現状や食品ロス削減に役立つ行動についてクイズ形式で学ぶ「京の食品ロスゼロ検定」の特設サイトを開設。全11問のクイズに全問正解した方の中から、抽選で景品が当たります。
特設サイトはこちらから
(1)実施期間
令和4年10月1日(土曜日)~10月31日(月曜日)
(2)応募方法
1 特設サイト(https://living-co.jp/foodloss/)から検定クイズ(全11問)に全て回答する。
2 解答と解説の内容を確認する。
3 全問正解した方は、応募フォームに氏名、住所、電話番号、メールアドレスを入力のうえ、送信して応募する。
(3)応募資格
京都市内に在住の方又は通勤・通学されている方
※ 検定クイズはどなたでも御参加いただけます。
(4)景品及び当選数
JCBギフト券(1,000円分) 10名 ほか
※ 抽選結果の発表は、景品の発送(11月下旬頃を予定)をもって代えさせていただきます。問合せ先
京の食品ロスゼロ検定事務局(株式会社京都リビング新聞社内)
電話:075-212-4411(平日午前10時~午後5時)
龍谷大学の学生が検定問題や啓発パネルを作成【新規】
今年度は、若者の視点を生かして食品ロス削減を発信するため龍谷大学と連携。法学部3回生の学生6人が協力し合って、「京の食品ロスゼロ検定」の問題・解説の考案や、街頭キャンペーン会場に展示する啓発パネルの制作に取り組みました。
検定の景品にも龍谷大学のオリジナルグッズを提供していただくほか、街頭キャンペーンの一部会場では、学生達もキャンペーンに参加し、市民に食品ロス削減を呼び掛けていただく予定です。
学生による活動の様子
6 だいまるきょうとっこがくえん【新規】
大丸京都店と連携し、同店が実施している「だいまるきょうとっこがくえん」で、10月8日に、食品ロスをテーマにイベントを開催。「フードロスって何だろう?食べ物をムダにしない暮らしを学んでみよう」と題して、食品ロスについて楽しみながら学んでいただきます。
※参加者の募集は同店ホームページにて、既に終了しています。(1)開催日時
令和4年10月8日(土曜日)
1. 午前11時~正午
2. 午後1時30分~2時30分
(2)会場
大丸京都店6階ほっとスポット
(3)参加者
5歳~12歳の児童と保護者各回5組
(4)内容
・ 京都市職員による食品ロスに関する説明
・ カードゲーム「食品ロスZEROマスター」の体験
・ 「てまえどり」のイラストの塗り絵
・ 残り野菜のピクルスの作り方教室
募集ページに掲載されたイメージ画像
7 本市職員等によるフードドライブ
本市職員が、家庭で不要になっている食品を持ち寄って、集まった食品をフードバンク団体を通じて福祉施設等に寄付する「フードドライブ」を実施します。
今年度は、SDGsの目標「2 飢餓をゼロに」に貢献する取組として、「ぐっと身近に 京滋SDGsプロジェクト(※)」の一環として実施。本プロジェクトの協賛企業の皆様からの食品提供も受け付けます。(1)日時
令和4年10月26日(水曜日)~10月28日(金曜日)
正午~午後1時
(2)場所
市役所本庁舎正面入口付近、分庁舎1階案内所付近
※ 京都府内、滋賀県内におけるSDGsの浸透を目的に、京都新聞・亀岡市・京都市・大津市の三市をはじめ、学生や地元企業・団体などが参加して行われるプロジェクト。SDGsの17の各目標から毎回1テーマを設定し、SDGsの知識を深める動画を制作・公開する『SDGsトークセッション』と、実際に課題解決や目標達成に向け行動を起こす『SDGsアクション』の2つのプログラムを実施している。
8 食品ロス削減パネル展
京都市役所本庁舎において、食品ロス削減を啓発するパネル展を開催します。
(1)日時
令和4年10月3日(月曜日)~10月31日(月曜日)
※ 開庁時間(午前8時45分~午後5時30分)であれば自由に御覧いただけます。
(2)場所
京都市役所本庁舎1階(正面入口付近)
広報資料
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お問い合わせ先
環境政策局 循環型社会推進部 資源循環推進課
TEL 075-222-3946 FAX 213-0453