ここはどこ？第190回

　ヒント　正しい寺号は？

　正解者の中から、抽選で3名の方に記念品を差し上げます。

　はがきに、答えと住所・氏名・年齢・本紙への感想等（感想は紙面で掲載の場合あり）をご記入のうえ、〒602-8511　上京区役所「かみぎょう」係まで。締切りは1月31日（消印有効）。

　多数のご応募ありがとうございました。

　釘抜地蔵で知られる石像寺は千本通上立売上るにあり、ここにある三体の石仏は中尊の阿弥陀如来坐像と脇侍の観音菩薩・勢至菩薩の立像からなります。中尊の刻銘から佐伯朝臣伊勢権守為家が
願主となり、鎌倉時代の元仁元年（一二二四）十二月二日に造り始めて翌二年四月十五日に開眼（かいげん）したことが分かります。元仁という年号は十一月二十日に改元し、翌年の四月二十日に嘉禄となっていますからわずか五か月だけ存在しました。

　最近、中尊に加えて脇侍も重要文化財に指定されました。（い）

　市民しんぶん上京区版　平成24年1月15日号