結核・呼吸器感染症予防週間(9月24日~30日) における取組の実施について
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2025年9月17日
結核は、近年減少傾向にはありますが、今なお全国で新登録患者数が年間1万人を超えるなど、今後も動向を注視していく必要がある感染症の一つです。
厚生労働省では、毎年9月24日から30日までを「結核・呼吸器感染症予防週間」と定め、結核をはじめとした呼吸器感染症に関する正しい知識の普及のため、普及啓発を実施しています。
これに併せ、京都市では、年間152人(令和6年)の方が結核と診断されていることから、市民の皆様を対象に、無料結核健診等の啓発活動を実施します。
1 結核・呼吸器感染症予防週間
令和7年9月24日(水曜日)から令和7年9月30日(火曜日)まで
2 結核・呼吸器感染症予防週間の標語
結核:「長引いた 咳に結核 疑って 早い受診につなげよう」
呼吸器感染症:「手洗いマスク 習慣づけて 防ごう呼吸器感染症」
3 結核・呼吸器感染症予防週間に併せた予防啓発の取組
- 結核予防啓発キャンペーンの実施
日時:令和7年9月25日(木曜日)午後2時から午後3時30分まで
場所:イオンモール京都五条(〒615-0035 京都市右京区西院追分町25-1)
主催:京都市、京都府、京都市地域女性連合会、一般財団法人京都予防医学センター
内容:検診車による無料結核健診(最大30名)、保健師による結核相談など - 各区役所、支所健康長寿推進課による啓発
- 関連施設での結核啓発ポスターの掲示(医療機関、施設、学校など)
2 早期発見の取組(通年実施)
- 結核健康相談
医師等による相談や胸部エックス線検査を実施しています。(無料) - 胸部検診(結核・肺がん検診)事前予約制
40歳以上の市民を対象に胸部エックス線検査を実施しています。(無料)
(補足)各区役所・支所保健福祉センターで定期的に実施していますので、御希望される場合は、近隣の区役所・支所健康長寿推進課へお問合せください。
参考
1 結核予防のポイント
- 咳が2週間以上続いたら、早めに受診しましょう。
結核の初期症状は、風邪とよく似ています。咳や痰、発熱などの症状が長引く場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
(細っく)高齢者の場合、食欲がない・体重が減った・なんとなく元気がないなど、はっきりとした症状がない場合もあります。 - 定期的に胸部エックス線検査を受けましょう。
健康診断や職場健診、胸部検診を年1回は受診し、早期発見に努めましょう。
特に65歳以上の方は、毎年健診を受けるよう感染症法で定められています。 - 乳児のBCG予防接種は必ず受けましょう。
結核に感染した場合の重症化を防ぐため、生後1歳までに必ず受けましょう。
予防接種協力医療機関で接種可能です。
2 本市の結核の状況(令和6年)
(1)新登録患者数は前年から2人減少しましたが、全国と比較すると、京都市の罹患率は依然高くなっています。
年 |
京都市 |
全国 |
---|---|---|
令和6年 |
152人(10.6) |
10,051人(8.1) |
令和5年 |
154人(10.7) |
10,096人(8.1) |
令和4年 |
144人(9.9) |
10,235人(8.2) |
(補足)かっこ内は罹患率(人口10万対)
(2)新登録患者のうち65歳以上の患者が占める割合が高く、横ばいで推移しています。
- 65歳以上割合:62.5%(前年64.9%)
3 呼吸器感染症の予防のポイント
マスク着用を含む、咳エチケット、手洗い・手指消毒、換気など基本的な感染対策を心掛けましょう。
報道発表資料
発表日
令和7年9月17日
担当課
保健福祉局医療衛生推進室医療衛生企画課
(電話:075-222-4244)
報道発表資料
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お問い合わせ先
保健福祉局 医療衛生推進室 医療衛生企画課
電話:075-222-3600 ファックス:075-251-7233