耳の聞こえについて
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2025年2月25日
耳の聞こえについて
「聞こえ」に支障が生じると、人とのコミュニケーションが取りづらくなるため、人とのかかわりを避けたり、外出を控えたりしがちになり、生活の質や認知機能に影響を与えるおそれがあると言われています。
聞こえは徐々に低下することが多く、自覚がないまま難聴になっている方がいらっしゃいます。まずは、セルフチェックしてみましょう。
聞こえのチェック
□ 会話をしているとき、聞き返すことがよくありますか。
□ 相手の言った内容を聞き取れなかったとき、推測で言葉を判断することがありますか。
□ 電子レンジの「チン」という音や、ドアのチャイムの音が聞こえにくいと感じることがありますか。
□ 家族に、「テレビやラジオの音量が大きい」とよく言われますか。
□ 大勢の人がいる場所や周りがうるさい中での会話は、聞きたい人の声が聞きづらいと感じますか。
1つでもチェックが付いた方、ご自身の「聞こえ」が気になる方は、耳鼻咽喉科医師(補聴器相談医)への相談をおすすめします。
加齢性難聴について
年齢を重ねることで徐々に進行する聴力低下のことを言います。
一般的に40歳代から聴力が低下する傾向があると言われており、65歳を超えると、聞こえにくさを感じる人が急激に増え、75歳以上では約半数の方が聞こえにくさを感じているとも言われています。
加齢性難聴を予防するには
1 耳に優しい生活を心がけましょう
- 大音量でテレビを見たり、音楽を聴いたりしない
- 騒音など、大きな音が常時出ている場所を避ける
2 耳の老化を遅らせ難聴を予防するために生活習慣を見直してみましょう
- 糖尿病や高血圧などの生活習慣病の管理
- 栄養バランスがとれた食事をとる
- 適度な運動をする
- 規則正しい睡眠をとる
- 禁煙する
ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)にも注意
ヘッドホンやイヤホンで、大きな音を長時間連続して聞き続けることによって、聞こえにくくなったり、耳鳴りや、耳が詰まった感じがすることをヘッドホン難聴(イヤホン難聴)といいます。若者に多く、日本でもこの10年で、10~40代の聴力が低下してきていると報告されています。
ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)はじわじわと進行し、一度、聴力が失われると回復は難しいため、予防が大切です。
ヘッドホン難聴(イヤホン難聴)を予防するには
1 可能な限り音量を小さくしましょう
2 音量を上げ過ぎないために、遮音性の高いヘッドホン・イヤホンを使いましょう
3 音量と視聴時間をモニターして、長時間の使用を避けましょう
4 少なくとも、1時間に1回、10分程度は耳を休めましょう
耳の日(3月3日)
3月3日は、難聴と言語障害のある方の悩みを少しでも解決したいという願いから、日本耳鼻咽喉科学会(現日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会)により「耳の日」と制定されています。
ヒアリングループ体験会
この度、京都市では「耳の日」にちなみ、「耳と補聴器の相談会」と同時に、「聞こえ」を支援する設備「ヒアリングループ」の体験会を実施しますので、ぜひお立ち寄りください。詳細はチラシをご覧ください。
ヒアリングループ体験会チラシ
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「耳の日」記念公開講演会
日本耳鼻咽喉科頭頚部外科学会 京都府地方部会、京都府耳鼻咽喉科専門医会、京都府医師会共催で「耳の日」記念公開講演会が開催されます。
Web開催となっていますので、ぜひご視聴ください。詳細は、リンク先をご覧ください。
お問い合わせ先
京都市 保健福祉局健康長寿のまち・京都推進室健康長寿企画課
電話:075-222-3411
ファックス:075-222-3416